<教えてくれた人>
料理家・野口真紀さん

料理雑誌の編集者を経て、料理研究家の道へ。育ち盛りの2児のママ。簡単ながら、栄養や健康に配慮した家庭料理や、センスのよいスタイリングが人気。最新刊『毎日食べて体すっきり 野菜の酢漬けと展開レシピ』(MdN社)ほか著書多数。
Instagram:@makinoguchi1022


<子どものお弁当づくりに大切な5つのポイント>

ポイント1.『まごわやさしい』をできるだけ多く取り入れる

日本の伝統的な食材『まごわやさしい』とは、【豆、ごま、わかめ(ひじき、のりなどの海藻類)、野菜、魚、しいたけ(キノコ類)、いも】の頭文字を合わせた合言葉。野口さんは、お弁当の栄養バランスを意識するために、『まごわやさしい』の中から少しでも多くの食材を取り入れています。

「小さな頃から色々な食材を食べさせることが大切です。うちの子どもたちは好き嫌いがほとんどありません」と野口さん。そのために、わかめやしいたけを子どもが好きな甘辛で煮るなど食べやすい工夫を。また、しいたけはキノコ類として、エリンギやエノキでも大丈夫。魚はしらすが便利。手軽に取り入れられて時短にもつながります。

また、まごわやさしいを意識すれば、マンネリ化などで時間がかかる献立決めもスムーズになるはずです。

ポイント2.子どもが完食できるご飯の量にする

子どもにとって、「完食できた!」と達成感を感じることや、「ピカピカにして、ママを喜ばせたい!」という前向きな気持ちを感じることが、お弁当を通じた大切なコミュニケーション。

完食できるお弁当にするためには、お弁当箱のサイズを考え直すのではなく、ご飯の量を調整するだけでOK。よく食べる子なら、ご飯をぎゅっと詰めてあげるとたくさん入り、少食な子はさらっと軽く詰めてあげてください。おにぎりの場合も同様。普段の様子をよく見てあげて、食べ切れる量に調整しましょう。

ポイント3.子どもが食べやすい工夫をする

完食できるお弁当にするためのもうひとつの工夫が、お肉、魚、野菜などの具材を子どもが食べやすいサイズにカットすること。苦手と感じている食材も細かくカットするだけで食べやすくなります。加えて、豆や枝豆、うずら、さつまいもなどにピックを刺してあげると楽しく食べることができますよ。

ポイント4.信号カラーを意識して楽しい見た目に


こちらのお弁当では、赤は梅干し、黄色は卵、緑は枝豆。

赤は梅干し、黄色は卵、緑は野菜など。赤、黄、緑、の信号カラーを取り入れると、子どもの食欲を掻き立てるカラフルな楽しい見た目になります。

ポイント5.食中毒に気をつけ、生の野菜は避ける

野口さんは、基本的に生野菜をお弁当には入れないそう。「赤」を取り入れるために使いがちなプチトマトや、仕切りのレタスなど、生の野菜は傷みやすいだけではなく、ぬるくなると美味しくなくなって、それだけでも子どもは、食べにくくなったり苦手になったりしてしまいます。プチトマトは、食中毒予防も込めて梅干しにするなどの工夫を。

また、野菜を蒸したり茹でたりする場合はしっかり火を通すこと。粗熱をとり、なるべく水分をきってからお弁当に詰めると傷みにくくなります。

さらに、まな板に付着している菌が食中毒の原因になる場合もあります。調理後に具材を切るのではなく、できるだけ食材はあらかじめ切ってから調理することを意識してください。熱で殺菌することができます。


今回ご紹介した5つのポイントを取り入れたら、子どもは栄養たっぷりのお弁当を楽しく完食することができて、親子でハッピーなお弁当生活につながりそうですね。ぜひ実践してみてくださいね。

また、野口真紀さんによる旬の食材を使った時短弁当レシピの連載がスタート!お楽しみに♪
詳しくは下記へ

Vol.2 「夏でも傷みにくく、夏バテ予防にも!<酢てりやき弁当>」はこちら
Vol.3「栄養たっぷり!夏でも傷みにくい!<簡単3色のり巻き弁当>」はこちら
Vol.4「秋の味覚を堪能!<サツマイモのおこわ弁当>はこちら
Vol.5「子どもが喜ぶ!<ハロウィンの手まり寿司弁当>」はこちら
Vol.6「簡単で豪華見え!<俵おにぎりの行楽弁当>」はこちら
Vol.7「冷めても硬くならずおいしい!クリスマスにぴったりの<サンタおにぎり弁当>」はこちら