入園や入学など新生活のスタートを前に、毎日のお弁当をどうやりくりしようか考えているママは多いのではないでしょうか。簡単レシピや時短テクも気になるけれど、一番大切なのは、わが子においしく楽しく食べてもらうこと。そこで、お弁当の時間が待ち遠しくなるような子どもたちが喜ぶおかずと盛り付けのアイディアを、料理家のtottoさんに教えてもらいました。
ふわふわ卵の女の子ごはん
キュートな表情の女の子の髪の毛は、ほんのり塩味の効いたふわふわの炒り卵。きゅうりのリボンがアクセントになっています。海苔で作った目と口は、ちょこんと小さめにするのがtottoさん流。デコ弁は苦手というママでも、これなら簡単!
<材料>(1人分)
- 卵…1個
- 塩…少々
- サラダ油…小さじ1弱
- ご飯…1膳分
- 海苔…少々
- ケチャップ…少々
- きゅうり…2センチ
- 白ごま…少々
<作り方> ※調理時間:10分
- ボウルに卵を割りほぐし、塩を加えて切るようによく混ぜる。
- フライパンにサラダ油を温め、1.を流し入れて箸で混ぜ合わせて焼き、炒り卵にする。
- お弁当箱にご飯を楕円の形に敷き詰め、炒り卵で髪の毛を形作る。
- きゅうりを三角に切ってリボンにし、海苔を目と口に、ケチャップを頬の色付けに、白ごまをそばかすにする。
お花の肉巻き
野菜が苦手なお子さんでも食べやすい肉巻きは、お弁当の定番おかず。ここでは人参を花びらに、インゲンを葉に見立て、春らしくかわいいお花のデコレーションにしました。
<材料>(1人分)
- 人参…20g
- インゲン…1本
- 豚肩ロース薄切り肉…3枚
- サラダ油…小さじ1/2
- 塩…少々
- 醤油…小さじ1/2
- みりん…小さじ1/2
<作り方> ※調理時間:15分
- 人参は薄切りにしてからインゲンとともに塩茹でしておく。人参は茹でたものをさらに千切りにする。
- 豚肉の端を1センチ程重ね3枚並べて塩を振り、人参とインゲンを置き、端から巻いていく。
- フライパンにサラダ油を温め、2.の巻き終わりを下にして蓋をして弱火で蒸し焼きにする。
- 途中で肉を転がし、中まで火が通ったら蓋をはずし、余分な油をキッチンペーパーで拭き取り、醤油とみりんを加えて照り焼きにする。
- 半分に切って盛り付ける。
お花のポテトグラタン
「グラタン」と聞くと手間がかかりそうなイメージですが、こちらはつぶしたじゃがいもにチーズをのせてアルミカップに入れ、3分ほど焼くだけの簡単グラタンです。かまぼこの花びらで季節感を演出!
<材料>(1人分)
- じゃがいも…1/3個(30g)
- 塩…少々
- とろけるタイプのチーズ…8g
- かまぼこ(ピンク)…10g
<作り方> ※調理時間:10分
- じゃがいもは皮をむいて茹でるか蒸して柔らかくする。
- 1.に塩を加えフォークでつぶし、アルミカップに入れてチーズをのせる。
- オーブントースター900Wで3分ほど、チーズがこんがりとするまで焼く。
- かまぼこは白い部分とピンクの部分とに包丁で切り分け、花びらの型抜きで抜いて粗熱のとれた3.に乗せる。
盛り付けアイディア
炒り卵をふわふわの髪の毛に
炒り卵を髪の毛にすれば、あっという間に金色の髪のキュートな女の子に!炒り卵はふわふわが決め手なので、熱したフライパンに流し入れた卵液は、大きく混ぜ、卵が完全に固まる前に火からはずします。