よい姿勢、悪い姿勢ってどんなもの?

よい姿勢
よい姿勢をご存知ですか?
よい姿勢とは横からみた時に、耳、肩、骨盤、くるぶしが一直線になることです。
子どもの姿勢をチェックするには、壁の前に立った状態を横から見るといいでしょう。
悪い姿勢
上記のように
・ 肩が壁につかず、前に出ている
・ 背中が丸くなる
・ あごが前に出る
・ 頭が下がる
といった状態になっていたら、悪い姿勢の中で最も多い「猫背」です。
猫背になると
・階段を上り下りするだけの運動でも息が切れる
・肩や腰の筋肉がこり固まって痛む
・布団に入っても、体に痛いところがあり、なかなか眠れない
・通学途中や授業など、よくお腹が痛くなる
といった影響もでてきます。このようなことが、よく起こる子どもは猫背が原因かもしれません。

この他、壁の前に立った時に、腰と壁の隙間が広く、お腹がつきでている「ワニ型」や、背中全体が壁につき、下腹がぽっこりしている「ペンギン型」の場合も、悪い姿勢といえるでしょう。


姿勢を左右する骨盤。歪みをチェックする方法は?

正しい姿勢を保つには、背骨とつながっている骨盤が重要です。肩と骨盤が平行になり、骨盤が立っている状態であれば、背骨も正しい位置になります。一方、骨盤が後ろに倒れてしまう(歪んでいる)と、背骨が曲がってしまうのです。

その場足踏み
骨盤の歪みは「その場足踏み」でチェックすることができます。
立って目をつぶり、その場で1分間足踏みをします。足踏みを終えた後、始めた時と同じ位置にいれば骨盤は正常な位置に。元の位置から左右どちらかにずれていたら、骨盤が歪んでいる可能性があるでしょう。

骨格は姿勢を記憶するものです。背中に棒のような1本の軸があるイメージで日常生活を送れば、自然と姿勢がよくなるはずです。また、座る時は、背もたれを使わず、両足を床にしっかりつけ、お尻をぐいっと引き締めると、骨盤の向きが正しい位置になります。


運動不足の子は、土踏まずがないことも!

こどもの土踏まず 
次に、足の裏の内側を見てみましょう。
運動不足の子どもの場合、中央部分にあるはずの土踏まずがない場合があります。
土踏まずがないと、姿勢のバランスが保てなくなるのはもちろん、足の指の働きが悪くなり、歩く、走る、飛ぶ時に地面をしっかりと蹴れなくなってしまいます。
土踏まずがない場合は、外遊びやウォーキングなどで足をしっかり使うことが大事です。そうすれば、自然と土踏まずはできていくでしょう。

また、姿勢にとって、体(胴体)の中心にある筋肉「体幹」も重要です。体幹がしっかりしていると、体重を支えることができ、自然と背筋が伸びて、正しい姿勢を保つことができるのです。さらに、骨の歪みが整ったり、体のバランス力が高まることにもつながります。

実は、子どもの体幹は、筋トレをしなくても、鬼ごっこやけんけんぱ、だるまさんがころんだなど、何気なく遊んでいる中で鍛えられています。ジャングルジムやブランコ、すべり台など、同じ動きを繰り返す遊具でも体幹はアップします。正しい姿勢を手に入れるためにも、日頃からこうした遊びを思い切り楽しむとよいでしょう。


姿勢を直す!悪い姿勢を矯正する方法とは?

よい姿勢 柔軟体操 ストレッチ
姿勢は、骨の形状ではなく、骨を覆っている筋肉が影響します。姿勢が悪くなってしまうのは、一部の筋肉が固くなり、体のバランスが崩れてしまうことが原因の一つです。そのため、正しい姿勢を手に入れるためには、全身の筋肉をやわらかくすることも大切です。

最後に、正しい姿勢に導く簡単な柔軟体操をご紹介します。日々の生活の中に取り入れて、柔軟な体を目指しましょう。

<柔軟体操の方法>
※各2回ずつ繰り返しましょう。

【上半身】
首をのばす
①頭に手をかけて、左に首を傾け向け、15秒間キープ。右も同様に行う。
②頭の後ろに両手をかけて、前に首を倒し、15秒間キープ。

背中とお腹をのばす
①膝を伸ばしたまま立ち、上半身を前に倒し、15秒間キープ。
②腰に手をあてて立ち、上半身を後ろに倒し、15秒間キープ。

体の側面をのばす
①右腕を横から上へ振り上げ、体を左へ曲げ、15秒間キープ。
②左腕を横から上へ振り上げ、体を右へ曲げ、15秒間キープ。

【下半身】
太ももの裏をのばす
①片方の足のかかとをイスにのせて、ひざを伸ばす。
②息を吐きながら、上半身を前に倒し、15秒間キープ。反対の足も行う。

腰をひねる
①仰向けになり、息を吸いながら片方の膝を上げる。
②上げた膝を横に倒す。顔は倒した足と逆側に向け、15秒間キープ。反対の足も行う。

内ももをのばす
①床に座り、両足の裏を合わせて体に引き寄せ、股関節を開く。背中はまっすぐに。
②上半身をゆっくり前に倒し、15秒間キープ。

 

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