ついつい撮りすぎてしまう子どもの写真。アルバムをつくろうと思っていても、写真がありすぎて、手をつけるのが億劫に……。そんな写真整理に悩むママのために、整理収納アドバイザーのEmiさんが、続けられるアルバムづくりのコツを伝授します!
OURHOME主宰 Emiさん
整理収納アドバイザー。2009年生まれの双子の母。家族をまきこみ、気持ちがラクになる片付けが得意。「みつかる。私たち家族の“ちょうどいい”暮らし。」をコンセプトに整理収納、時短家事、子どもと一緒の暮らしのアイデアを日々発信。大手通販会社での8年にわたる商品企画の経験を生かし、オリジナルのモノづくりもおこなっている。著書『子どもの写真整理術』、新刊『小学生のおかたづけ育』など累計42万部突破。
HP:www.ourhome305.com instagram:@ourhome305
Emiさん流 子ども写真整理のルール
忙しい毎日、つい後回しになりがちなアルバムづくり。Emiさんが提唱する、3つの基本ルールを実践すれば、1年後には素敵なオリジナルアルバムが完成しちゃいます♪
THE RULE 01
1か月 1見開き
視覚的に見やすく、ボリューム的にも管理しやすい、1か月に1見開き(2ページ)が基本。お気に入りのL判写真を1か月に11枚選び、月に1枚の育児カードとともに、ポケットアルバムに差し込むだけのシンプルな方法。旅行やイベントなどがあった月はページを増やしてもOK、忙しくて作業できなかったら、2か月分まとめてもOKなど、“臨機応変に楽しむ”ことが続けられるコツ。
Emiさんプロデュースのポケットアルバム「Year Photo Album」(1冊1900円 ナカバヤシ)。L判写真が240枚収納できる。
THE RULE 02
1年に1冊
毎月1見開きを無理なく続けることで、気づけば1年12見開き分のオリジナルアルバムが完成! 時系列に整理されているので見返しやすいのはもちろん、例えば一昨年の1月、昨年の1月、今年の1月など、同じ月ごとの異なる年のページと見比べると、「1年でこんなに成長したんだ」と、子どもの成長をより実感できる。育児へのモチベーションもますますアップ。
THE RULE 03
育児日記カードを入れる
真面目な人ほど「写真1枚1枚にコメントしないと」と意気込みがち。最初だけで長続きしなかった……とならないためにも、頑張りすぎないことが大切。月にたった1枚の育児日記カードを左上ポケットに入れるのがEmiさん流。「きれいな文章にしないと」なんて意気込まないで、月によってコメント量にバラつきがあってもよいので、嬉しかった子どもの成長を記してみてください。
簡単!+継続できる! アルバムのつくり方
好きな写真を選んで、印刷して、育児カードを書けばOK! それなら私にも出来そう!と思える、たった3つのSTEPを楽しく、無理なく続けるためのポイントとともに紹介します。
STEP 01
好きな写真をセレクトする
コツは“捨てる”作業から始めないこと。わが子の写真はたとえピンボケでもなかなか捨てられないもの。消去法は時間がかかる上に、ネガティブな気持ちになりがち。同じ時間と労力を使うなら、好きな写真を楽しい気持ちで“選ぶ”ことからはじめてみてください。写真をフォルダ分けするのもおすすめ。月ごとのフォルダの中に「全部」「大切」「迷い」の3種に分けて保存しておくと便利。
写真データは、外付け大容量HDDに保存。不要データも含めてすべて保存しておくことで、“捨てる”作業も省ける。
STEP 02
ネットで手軽にプリントする
Emiさんのおすすめはオンライン注文。使用する会社とサービスを決めて登録すれば、次からの注文もスムーズに。外出先や帰省先などでもスマホからログインして写真を見返すことができるサービスもあり、便利。プリントのペースは、撮影した時の記憶が薄れてしまう前の、だいたい3~4か月に1度くらいのペースがちょうどよいそう。自分なりに続けられそうなゆるやかなルールをつくろう。
プリントは、自分の実家、夫の実家、自宅用に3枚ずつ。贈ると喜ばれ、紛失してもどこかに残っているという安心感も。
STEP 03
育児日記カードをプラスする
プリントしたらいよいよアルバムへの差し込み作業へ。写真が少ない月は、1か月5枚で1ページにまとめてしまってもOK。逆に、1か月11枚に絞りきれなかった月は2見開きに増やしてもOK。それでも選びきれなかった場合や、L判で保管するほどではないけどプリントしたいという場合は、A4サイズの用紙に複数枚の写真を配置して出力する“ざっくりアルバム”の作成がおすすめ。
育児カードは冷蔵庫などに貼っておくと、家事の合間などに気づいたことをすぐ書き込むことができます。
撮影/篠原沙織 文/松本ゆう子