楽しく数遊びができる!
ダンボールのりんごゲーム
【廃材で親子工作vol.2】

親子工作の考案や子ども向けワークショップを主宰している、STUDIO pippi/しげおかのぶこさんに、おうちにある廃材を主役にした親子工作のアイディアを教えていただく連載第2回目。今回は数遊びが楽しくなる「ダンボールのりんごゲーム」のつくり方をご紹介します。赤りんごと青りんごで同じ数を探すマッチングゲームは、きょうだい・家族で盛り上がりそうです。数の理解を育むだけでなく、おままごとなどにも活用できたり、いろんな使い方で楽しめますよ!

<用意するもの>

ダンボールでつくるりんごゲームの材料

・ダンボール(直径4cmの円が20個描けるくらい)
・木の枝(ダンボールの断面に挿すことができるような細いもの)
・絵の具(赤・黄緑)
・筆
・パレットと水入れ(ここでは廃材の空き容器を活用)
・鉛筆
・白鉛筆または白ペン
・ハサミ
・木工用接着剤
・マスキングテープ(円を描くガイド用)

★もし木の枝がない場合は、茶色の紐などでも代用できます。自由にアレンジしてみてくださいね。

★絵の具ではなく、両面に折り紙(赤・黄緑)を貼ってつくってもOK! その場合は、工程1で最初に折り紙を貼り付けてよく乾かしてから、円の下書きを描いて、カットしてください。


<つくり方>

ダンボールでつくるりんごゲームの作り方11.ダンボールに鉛筆で直径4cmくらいの円を20個描いていきます。マスキングテープなど、丸いものをなぞると簡単です。続いて、ハサミで1個ずつ切ります。写真のように、あらかじめ1個ごとに切り離してからカットすると切りやすいです。もしお子さんがカットする場合には、目を離さないように注意してくださいね。

ダンボールでつくるりんごゲームの作り方22.りんごの色塗りはぜひお子さんに任せてみてください! 赤10個、黄緑10個になるように、ダンボールの両面を絵の具で色を塗ります。片方の色の片面を塗り終えて、よく乾かしている間に、もう片方の色を塗るといいでしょう。テーブルが汚れないように、ダンボールや古紙を敷いておきましょう。

★ダンボールが水を吸って柔らかくなってしまうので、水はあまりつけずに塗るのがポイントです。

ダンボールでつくるりんごゲームの作り方33.枝を2cmくらいに折り、先に少量の木工用接着剤をつけて、ダンボールの断面の穴に挿し込みます。木工用接着剤はよく乾かしましょう。

ダンボールでつくるりんごゲームの作り方44.それぞれの片面に白鉛筆または白ペンで、 赤りんごには1〜10の数字を、青りんごにはサイコロの目のように1〜10のドットを描いて完成!


<おすすめの遊び方>

*赤りんごの数字と、青りんごのドットの数を合わせるマッチングゲームで遊べます。親御さんやきょうだいが選んだりんごと同じ数が描かれたりんごを探してみたり、一緒にドットを数えてみるのもいいですね。もう少し大きなお子さんであれば、全部裏返して、神経衰弱のように遊ぶとゲーム性が上がって楽しいですよ。いろいろな遊び方ができるので、お子さんに合わせて調整してみてください。

*おままごと遊びやお買い物ごっこなどにも使えます。きょうだいやお友だちと平等に分け合ったり、「赤りんご4個ください」などと数を取り入れたりすることで、遊びながら数字を学べます。

*簡単なたし算やひき算の学習時に、算数セットのような役割としても活用できます。


数遊びが充実するだけではなく、色の認識やお子さんの手先の器用さも育むことにも効果的です。学びも遊びも広がる「ダンボールのりんごゲーム」を、ぜひ親子でつくってみてくださいね!
Vol.3では、新聞紙などの古紙とハギレを使った「ハギレのポシェット」のつくり方をご紹介します。ぜひお楽しみに♪


<教えてくれた人>
おもちゃデザイナー
STUDIO pippi/しげおか のぶこさん

おもちゃ・教材のデザインをはじめ、子ども向けワークショップ『こどもじっけんしつ』を通して、楽しいモノづくりや遊びを提案。雑誌や広告などのメディアで親子工作の考案をするなど幅広く活躍中。8歳の男の子のお母さん。
Instagram:@studiopippi
HP:https://www.studio-pippi.com/

この記事のタグ

あわせて読みたい

前へ
次へ

新着記事

前へ
次へ