いつまでも続けられる仕事がしたい、
自分の力を試したいと新しい世界に挑戦。
島﨑美佳さん(岡山県在住)

20歳と高3の女の子、中2 の男の子のママ。国家公務員として12年間勤務、第一子の出産後は専業主婦に。公文式教室での教室スタッフと別の仕事のWワークを経て、2022年3月に自宅にて教室を開設しました。
自分で作り上げる働き方、
不安よりも夢が大きくなり開設を決意
大学卒業後、国家公務員事務官として12年間勤務していた島﨑さん。第一子の出産を機に退職して専業主婦となり、夫の転勤で各地へ同行。岡山にてわが子の通う公文式教室で教室スタッフの仕事を始め、その後、官公庁の非常勤職員とかけもちで働いていたそうです。それまで経験した仕事は与えられたことをいかに効率よく、正確にこなすかが重視されましたが、スタッフをしていた教室の先生を見て、くもんの先生の仕事はそれらとは違っていることを知りました。「自分で決めて、自分で作り上げていく、それがとても魅力的でした。また官公庁は定年があり、非常勤職員でも年齢を理由に辞める人が多く、私もいつまで働けるのだろうかという心配がありました。世間でいう定年の年齢を越えてもいきいきと働くくもんの先生の姿に憧れ、いつまでも続けられる仕事をしてみたい、今までとは違う世界で生きてみたいと思うようになったんです」と開設を考えるように。
しかし、細やかな気配りや的確な指示をされる先生のようにはできないのではという不安や、このまま収入の安定する仕事を続ける方が賢明な生き方かもしれないという迷いもあったと言います。ある時、長男がKUMONの教室で学習している様子を見ました。どんどん手を動かして、問題を解き、意欲的に学び、成長していることに驚いたのだとか。
そんなわが子の姿を見て「私の教室で学習した生徒が、進学した先で力を発揮して輝き、それぞれの目標を叶えることができたら素晴らしいだろうな」と未来のイメージが広がったそうです。不安よりも、将来の夢の方が大きくなり、そして、自分の力を試してみたいという気持ちも高まって、開設を決意しました。

仕事の中に悩みも喜びも詰まっている、
充実の日々を積み重ねて
「マイペースで学習しがちだった子が、突然、見たこともない速さで計算ができるようになることがあります。息をする暇もないくらいのパワーで集中して取り組んでいるのを見て、能力は開発されるんだと実感します。それは、その子がコツコツと学習を続けた成果。そういう子どもたちの変化の瞬間が、日々教室の中で起こり、それを目の前で見られるのは、くもんの先生の仕事の喜びです」とやりがいを語る島﨑さん。思うように指導できなかったと落ち込む日もあります。教室の運営に悩むこともあります。しかし、そんな悩みも自分の前に出された課題だと捉え、先輩や仲間の先生に相談したり、自分で考えて工夫したりして解決しているそうです。仕事の中に悩みも喜びも詰まっていて、それが教室の現場で起きている、そんな充実の日々を積み重ねておられます。
島﨑さんは子育てがひと段落してからの開設で、他のくもんの先生よりは年齢的に遅かったかもしれませんが「自分としてはベストタイミングだった」と感じているそうです。くもんの先生は、新しいことをやってみようという気持ちがあれば挑戦できますし、やり続けるという自分の意思があれば長く続けられる仕事。「子どもたちは学校における学年の学習内容を越えて学ぶこともあり、苦しいこともあるかもしれませんが、いつかきっと“やっててよかった”と実感する日が来ると信じて指導しています。健康でいつまでもこの場所で教室を続け、地域で信頼される存在になりたいと思っています」と目標を語る島﨑さん、未来に向けてさらなる挑戦が続きそうです。
①読書で学びと楽しみを
趣味は読書。小説・教養・自分磨き・実用書など幅広いジャンルを読んでいます。
②子どもたちと料理
長女は料理が得意で、教室日は食事を作ってくれます。教室日以外はいっしょに作ることもあります。
③ジムで体力づくり
週に2〜3回はジムに行き、体力づくりのためのトレーニングをしています。
