一日の真ん中で迎えるランチタイムは、ボリュームがあり、腹持ちのよいメニューが食べたくなりませんか。そこで、昼食におすすめのコロッケ風サンドを、料理家のみないきぬこさんに教えてもらいました。コロッケ“風”の理由は、揚げずに作るから。マッシュした里芋にエビを加えたタネに、炒ったパン粉をまぶしました。食べ応えあるヘルシーサンドのおかげで、午後も軽やかに動けそうです。

里芋とエビのコロッケ風サンド

マッシュしてねばりの出た里芋と、プリッとした食感のエビを合わせて丸めたタネに、マヨネーズとガーリックを加えて炒めたパン粉をまぶして仕上げました。クリーミーな具材とふんわり食パンのハーモニーが絶妙です。やみつきになるおいしさをご堪能あれ！

＜材料＞（2人分）

• むきエビ…160g

• 【調味料A】
• 酒…小さじ1
• 塩…少々
• 片栗粉…大さじ1/2

• 玉ねぎ…1/8個（30g）
• 里芋…3個（250g）
• サラダ油…小さじ1
• 水…大さじ1

• 【調味料B】
• パン粉…大さじ3
• マヨネーズ…大さじ1
• 醤油…小さじ1

• 4枚切り食パン…4枚
• バター…適量
• からし（お好みで）…適量
• 千切りキャベツ…適量
• 中濃ソース…適量

作り方 　※調理時間：約20分

1. むきエビは1cm幅に切り、ボウルに入れて【調味料A】を揉み込む。玉ねぎは粗みじん切りにする。
2. 里芋は耐熱皿にのせ、ラップをして600Wの電子レンジで5～6分加熱する。粗熱が取れたら皮をむき、ボウルに入れて麺棒でつぶす。1のむきエビと玉ねぎを加えてよく混ぜる。手にサラダ油（分量外）を塗り、2等分の小判形に成形する。
3. フライパンにサラダ油を引いて中火にかけ、2のタネを並べて表面に焼き色が付くまでフタをして2分ほど焼く。裏返して水を振り入れてフタをし、同様に2分ほど焼き、皿に取り出す。
4. 同じフライパンに合わせた【調味料B】を加えて中火にかけ、カリッとキツネ色になるまで炒る。
5. 食パンにバターとお好みでからしを塗り、千切りキャベツ、中濃ソース、3のコロッケ、4の調味パン粉をのせて、もう1枚の食パンでサンドする。ラップに包んで5分ほどなじませてから半分に切れば完成。

ここがポイント！

パン粉にマヨネーズを加えて炒めると、カリッと香ばしい食感とコクが加わります。そこに、醤油でほんのりと香りづけをすることで、奥深い味わいが引き出されます。炒めたパン粉は、里芋とエビのタネの上にまんべんなくのせるようにすると、コロッケらしい食感になります。