足裏の筋肉の成長には、靴のサイズが影響!?

子どもの足裏の筋肉の成長

子どもの足は、軟骨から骨に発達していく成長途中にあるため、大人の足に比べて柔らかいって、知っていますか?そのため、とても靴に影響を受けやすいのです。

足より靴のサイズが小さすぎると、靴の中にゆとりができないので、足の指を動かせない状態になってしまいます。そうすると、足底の筋肉を使わなくなるため、アーチ(足の骨と筋肉などからなる弓なりの形状)が弱くなり、足裏が平な「扁平足」になってしまう可能性があるのです。

また、一般的に歩行時には、足部に体重の約3倍もの荷重が加えられると言われていますが、扁平足になってしまうと、その力をすべて足裏で受けてしまうため、足関節、膝関節や股関節などさまざまな関節に負担がかかってしまうことにも。
 
一方で、靴のサイズが大きすぎると、指をぐっと曲げて靴が脱げないように力を入れてしまいます。すると足指は緊張した状態となり、とっさの時に足指を使うことが出来ず、結果的に足裏の筋肉を使わなくなってしまうのです。
 
どちらにしろ、靴が足に合っていないと足裏の筋肉の発達を妨げてしまうことに。
そうならないためにも、子どもの靴選びが非常に重要というわけです。


靴選びの中で一番重要なのは「かかと」

では、どんなことに気を付けて、子どもの靴を選べばいいのでしょうか?

1.かかと周りに芯材が入っているかをチェック

子どもの靴選び1

靴選びの中で、最も大事なポイントは「かかと」です。まずは、かかと部分を触ってみてください。機能的にいい靴には芯材が入っています。かかと部分を触って、ある程度硬ければ、芯材が入っている証拠です。
 
人は、歩くときはまずかかとを地面につけるので、かかとがしっかりしていないと、外側に傾いたり、内側に倒れ込んでしまったりと歩行に影響がでてしまい、足のトラブルを招く原因にもなってしまいます。
 
ちなみに、靴を作る工程の中で、かかとに芯材を入れる作業は技術的に手間がかかるため、メーカーによっては芯材を抜いていることも。だからこそ、かかとを触ってみて、硬いかどうかを確認することが重要です。
 
また、せっかくかかとに芯材が入った靴を履いていても、かかとを踏んでつぶれてしまったら意味がありません。子どもには日頃から、かかとを踏まないよう声がけを。


2.つま先のゆとりは5mm~10mm

つま先部分に、ゆとりがあることも大切です。ただし、先に述べたようにゆとりがありすぎてしまうと、足指をぎゅっと緊張させてしまうので、5mm~10mmのゆとりが理想的です。必ず、かかとをしっかり靴に合わせた状態で確認しましょう。この時に、5本の足指がしっかり動かせるかをチェックするのもポイントです。とくに、つま先が細い靴の場合、足指が動かしにくいこともあるので必ず確認してください。

3.足指の付け根部分と、靴底の曲がる位置が合っているか

子どもの靴選び2

靴底をしならせたとき、前足部が適度に曲がり、その位置が足指の付け根部分と合っているかも確かめましょう。この位置が合っていれば、アーチが持ち上がりやすいので、足裏の筋肉の発育にプラスになります。
 
なお、靴の横幅は、ゆとりがなくても問題ありません。ゆとりがあると、かえってアーチが下がりやすくなり、足の横幅が広がってしまう原因になります。また、靴のアッパー部分(足の甲を覆う部分)は、比較的やわらかい生地でできていることが多いため、横幅がぴったり合っていても、次第にゆとりができてしまうこともあります。その場合は、マジックテープや靴紐でしっかり締めておくことが大事です。
 
子ども用の既製品のインソールもたくさんありますが、足に合った靴を履いていれば、子どもにインソールは必要ないでしょう。インソールで土踏まずを支えすぎてしまうと、足裏の筋肉を使わなくなり、筋肉の発達を妨げることにもなってしまいます。

試し履きをしてから靴を選ぶことが大事

子どもの靴選び3

子どもは成長するにつれ、デザインなどから欲しい靴を主張してくることもあるでしょう。しかし、親が正しい靴選びをしてあげなければ、将来、膝や関節の痛み、腰痛などに悩まされてしまうことも。子どもが欲しいという靴のシリーズの中でも、上記の1~3をチェックして、足に合った、よい靴を選んであげることです。

なお、サイズアウトしていなくても、かかとが潰れてしまった場合は、買い替えることをおすすめします。

現在、コロナ禍でもあり、子どもの靴をインターネットで買う方も多いのではないでしょうか。でも、子どもの足は日々成長しますし、サイズが同じでもメーカーによって大きさが違う場合もあります。必ず試し履きをしてから、靴を選ぶことが何よりも大事です。