聞いて仰天のエピソード!
絶対にやってはいけない観戦マナー(後編)

聞いて仰天のエピソード!絶対にやってはいけない観戦マナー(後編)

我が子の試合観戦は楽しいものですよね。でも、一生懸命応援するあまり、マナー違反をしてませんか? 今回もママやコーチが実際に見た驚くべき観戦マナーをご紹介。みんなで使う施設、みんなでする応援だからこそ、気持ちよく!

ヒールでズカズカ踏み付け、“芝生”が大ダメージに

観戦マナーNG 服装 靴

子どもが出場するサッカーの試合を応援するため、天然芝のグラウンドにやってきたとあるママ。 その格好はまるで町中に食事にでも出掛けるかのように気合い十分!ヒールの高い靴を履き、優雅に会場に現れると、 子どもを見つけてズカズカと芝生の中に入ってきてしまったのです。

ちょっと待って! サッカーのグラウンド、特に天然芝のピッチは維持するのが大変なのをご存じですか?良好な芝を保つため、使用時間を制限し、手入れに時間を費やすなど、そこには並々ならぬ努力があるのです。 中にはスパイク禁止のグラウンドもあるなど、芝生はとってもデリケートなんです。

息子に声を掛けたいのは分かりますが、 芝生を傷つけやすいヒールで地面を踏みつけるのはもってのほか!夏はサンダル、冬はブーツなどでもヒールのあるものは芝生をいためる恐れがあるので気をつけてくださいね。


応援に夢中になりすぎて、小さな子どもがピッチに乱入!?

これはとあるチームのコーチから得た目撃談。お兄ちゃんの試合観戦に、弟を連れ立って応援にやってきたお母さんがいたそうです。 試合は両者譲らず白熱した展開。保護者の方たちの応援にも熱が入ります。当然、そのお母さんも手を握りしめ、 次第に声援も大きくなっていったそうです。しかし、あまりに熱が入りすぎ、弟の様子を気遣うことを忘れてしまっていたのです。
ようやく歩けるようになったくらいの年頃の弟は、歩くことに夢中になり、なんと試合中のグラウンドの中へ歩いていってしまったのです。 ようやくお母さんが気づいたそうですが、時すでに遅し!
ボールがその子のところに飛んできて当たってしまったとのこと。幸いケガはなかったそうですが、 試合中の子どもたちは夢中なので、気がつきません。小さな子どもを連れて応援に行く場合は、危ないので保護者がしっかり注意を払いましょう。


指示を出していいのは1人!声援はチームのために

観戦マナーNG 声かけ

これはとあるチームの監督が嘆いた話。試合中に監督が子どもたちに指示を出していると、後ろからさらに大きな声が。 「ポジションが違うぞ!」「そこは寄せろ~!」。驚いて振り向くと保護者が。応援に熱が入り、 自分の子どもに指示を与えていたのです。監督曰く、親に指示され萎縮して、その後のプレーが消極的になってしまったとのこと。

試合で指示を出していいのは1人だけとルールで決まっているのをご存じですか? 実は監督とコーチが同時に指示するのもNG。チーム全体を応援するのはもちろん大賛成ですが、細かい指示や自分の子どもだけへの応援、審判への誹謗中傷はやめましょう。応援もフェアプレー精神で!


自分が正しいとは限らない!ルールは場所によって様々

観戦マナーが重要なのは、何も試合中だけではありません。

これはある大会でのこと。河川敷で開催されていたその大会。 応援に駆けつけた保護者たちは、車で訪れ、会場近くに駐車しようとしたそうです。しかし、そこは駐車禁止。危ないので、 そこでの乗り降りすら禁止されていました。
大会委員の方が注意に行くと、なんと逆ギレ!「うちのほうの河川敷は乗り降りも駐車もOK なんですけど」とのこと。

そっちがOKだからと行って、 こっちが大丈夫とは限りません。会場によってルールは様々。また同じ場所であっても、大会などによって規則は変わります。 その都度、ルールを確認し、みんなが安全に使える施設にしたいですよね。観戦する方たちにもルールとチームワークは必要です!


お菓子をボリボリ、ゴミをポロポロ。試合が終わるまでは我慢して!

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「ボリボリボリ…」。これはとあるママから聞いたお話。子どもたちのサッカーの試合をみんなで熱心に応援していると、横から音が……。何かなと思って振り向くと、試合中にもかかわらず、 一人のママがチョコレートやクッキーをほおばっているではありませんか。しかも、芝生にクッキーの食べかすが!

芝はとてもデリケートなので、 食べかすや甘い飲料水をこぼせば、いたんでしまう可能性も。しかも、子どもたちは一生懸命にサッカーをやっているのです。 子どもたちもお菓子は食べたいはず。でも、それを我慢して走り、蹴っているのですから、試合が終わるまではママたちも我慢しましょう!中にはゴミを置いて帰る人もいるとのこと。グラウンドは綺麗に使いましょうね。

取材・文:サカママ編集部 イラスト:アキワシンヤ

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