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走ったり、
元気に遊びまわる子どもを撮影

 

子どもをかわいく写す、写真の撮り方公園編9
<失敗例>
元気に遊んでいる子どもの姿は写したいシーンの一つですが、動きが素早すぎてなかなかピントが合わず、いい写真が撮れません……。

 

 

<撮影テクニック>
・シャッタースピードを早くする
・連写機能を使う

 
子どもをかわいく写す、写真の撮り方公園編8

「走ったり、遊具で遊んでいる最中など、素早い動きの子どもを撮影するときは、カメラの設定をSやTvにし、シャッタースピードを1/250〜1/500くらいに早くしてみてください。また連写機能を活用して、後でベストな1枚を選ぶのもOK。このテクニックは、運動会でも応用できますよ。あらかじめ場所を決めて、構図や露出を決めてから挑むとクオリティがUPします」

 


 

2
天気別の撮影テクニック

 

子どもをかわいく写す、写真の撮り方公園編2
<失敗例>
晴天は気持ちがいいですが、実はよく晴れた日の太陽光や直射日光は、写真のコントラストも高くなり、キツイ影が出てしまうことも。子どもの表情もまぶしそうになってしまいます。

 

 

<撮影テクニック>
・晴天時や直射日光が当たっているときは、日陰で撮影する

 
子どもをかわいく写す、写真の撮り方公園編3

「実は屋外での撮影は晴天より、少し曇っている日のほうがいいんです。もし天気がよい日なら、日かげや木かげに移動するだけで、やわらかな光の中で撮影することができますよ。子どもの肌もキレイに写ります。移動が難しいときは、逆光の向きで撮ると影が出にくくなります。ここでは、さらに絞り優先モード(AまたはAvモード)で絞りの数値(F値)を小さくし、背景をふんわりボカしています」

 


 

3
背景も気にかけて撮影する

 

子どもをかわいく写す、写真の撮り方公園編6

<失敗例>
公園の遊具で楽しそうに遊んでいる子どもの姿はシャッターチャンス! ですが、ただ撮るだけでは背景がゴチャゴチャしていて、あまり素敵な写真になりません。他の子の写り込みも気になります……!

 

 

<撮影テクニック>
・写り込む色を差し引きする

 
子どもをかわいく写す、写真の撮り方公園編4
「ここでは、遊んでいる子どもを遊具の高いところに移動させて、背景には空の割合を増やして撮影してみました。写真に奥行が出て、気持ちの良い1枚に。子どもにぐっと近づき、寄りで撮影することで、子どものナチュラルな笑顔が引き立ちます」

 


 

4
いつもの場所でも
プロっぽく見える構図

いつもの公園や路地で、奥行のある空間を見つけたら、試してみてほしいテクニックがこちらです。

 

<撮影テクニック>
・あえてど真ん中に子どもをぽつんと残す
・子どもを立たせる前に、試しにシャッターを切り構図を決める

 

「気持ちよい抜けのある空間を見つけたら、子どもをど真ん中に立たせて撮影してみてください。さらに絞りの数値を小さくして、背景もぼかしてみて。長い間、撮られると子どもは飽きてしまうので、先に構図を決めておくのもポイントです。また、一眼レフカメラでは横向きで撮りがちですが、ここでは縦で。被写体の印象を強く見せる効果があります。このテクニックを使えば、何の変哲もない路地などでも一気に特別な1枚になりますよ!」

 


 

5
小道具を使って
素敵にポートレート

ちょっとした記念日など、いつもの場所で特別感を出したい時に使える小道具。ぜひ、屋外にも持ち出して、撮影にチャレンジしてみてください。

子どもをかわいく写す、写真の撮り方公園編7
 

「今日は、子どもがいつも遊んでいるお気に入りのぬいぐるみと一緒にポートレート撮影。他にも花束や傘、ガスを入れた風船でもとっても素敵になると思います。絞りの数値を小さくして、背景をぼかしてさらに雰囲気のある1枚に。いつも遊んでいる公園で、大好きなぬいぐるみと一緒に撮ったこの写真を見返すだけで、子どもにとって何気ない、そして大切な日常を思い出すことができますよ」

 


公園などの屋外で、子どもを撮影するテクニックをご紹介しました。ぜひ習得して撮影にトライしてみてください。


記事に登場した専門用語をおさらい!

絞り(F値)……レンズ内を通る光量を調節するもの。F値の数字が小さいと、絞りが開いている状態になるので、光をたくさん取り込むことができる。奥行きがある場所でのポートレート撮影では、背景をぼかす効果もある。

・シャッタースピード……シャッターが開いてカメラの中に光が当たる時間のこと。調整することで、動いているものを止めたり、ブレを表現することができる。下の数字が小さいほどシャッタースピードが遅くなる。目安として、室内や暗いところでは1/60~1/125秒くらい、屋外の明るいところでは1/500秒くらいを最大として、シーンや明るさに合わせて調整する。


教えてくれた人
フォトグラファー
masacova!さん

フォトグラファーでありながら、キッズ&レディースブランド『michirico』ディレクターとして、さまざまな方面で活躍中。カメラ教室や子ども写真の講師なども務め、写真の楽しさを広めている。

Instagram:@masacova