後編

親としても先生としても、嬉しい瞬間がたくさんある

横山 知美さん(長野県在住)

くもんの先生 長野 横山先生 後編5

インタビューの後編では、先生になってよかったと感じていることやご家族との心温まるエピソード、さらに大切にしているプライベート時間について語っていただきました。教室で子どもたちと向き合うときに大切にしていることなど、横山先生の真摯な想いをお届けします。

「KUMONのおかげ」「先生のおかげ」
その一言が何より嬉しい

くもんの先生 長野 横山先生 後編3

くもんの先生になってよかったことは、たくさんの素晴らしい生徒さんや素敵な保護者の方々と出会えたこと、そして子どもたちの成長に関わらせていただけること。「KUMONのおかげ」「先生のおかげ」という言葉をいただくことが、何よりも嬉しく、くもんの先生をやっていて本当によかった!と心から思える瞬間です。

とにかく、教室に行くことがとても楽しいんです。教室は、子どもたちからパワーをもらえる場所。第1教室は家の近所にあるので、赤ちゃんの頃から知っている子が生徒として来てくれたり、わが子同然のような大切な存在なんです。もちろん、遠くから来てくれる子や新しい子どもたちとの出会いもとても嬉しいもの。保護者の方とのつながりや信頼関係、そこから生まれる絆は、本当にかけがえのないものだと実感しています。

私が教室で心がけているのは、子どもたちに安心して心を開いてもらうこと。同時に「この子を伸ばしたい」「自学自習ができるように導きたい」という先生としての想いと、そのバランスを常に意識しています。

だからこそ、私は学習前後のコミュニケーションをとても大事にしています。学習前に「今日は何をやる?」「どんなことができるようになりたいの?」と問いかけて、終わったあとには必ず「やってみてどうだった?」と振り返りをするようにしています。そうすると、子どもたちもいろんな話をしてくれるんです。

また、KUMONの学習以外のことでも、その子が好きなことや得意なことに目を向けるようにしています。例えば、絵が上手な子には「絵が上手だね!」と声をかけたり。そういうやり取りの中で、子どもたちとの距離が自然と縮まっていくんですよね。先生のお仕事って、本当に奥が深くて、難しさを感じることもあります。日々、学びと気づきの連続です。

くもんの先生 長野 横山先生 後編7

私もわが子も“公文式学習”に出会えたこと

よく長女は「KUMONのおかげで今がある」と話してくれます。特に英語は小学生のうちに最終教材(※高校修了相当)まで修了し、中学・高校ではトップクラスの成績をキープ。今では英語が得意科目になり、同級生から「どうしてそんなに英語できるの?」と聞かれると、「KUMONのおかげ!」と、自らKUMONの魅力を語ってくれているそうなんです。KUMONで身につけた学習の感覚が、自然と体に染みついているのだと思います。

次女も、仲良しの友だちと一緒に教室に通い続けています。中学生になって初めての定期テストを経験し、「やっぱりKUMONをやっててよかった」と話してくれたときは、続けてきて本当によかったと心から思いました。

特に小学生の頃は、遊びたい気持ちと葛藤しながらも、学びに向き合ってきた娘たち。その積み重ねが今の自信につながっています。一緒に頑張った友だちの存在も、彼女たちの大きな支えになっていたようです。

ある日、長女がこう言ったんです。「ママの教室を引き継ぐ夢を見たよ」って。その言葉を聞いたとき、KUMONは、私だけではなく家族にも根づいていることを実感しました。親としても、先生としても、これほど幸せな瞬間はありません。

くもんの先生 長野 横山先生 後編 6

プライベートの時間も大事にしてこそ
教室でも輝ける

私はくもんの先生の仕事が本当に大好きです。でも同時に、プライベートの時間もちゃんと大事にしたいと思っています。最近はジムに行くことが、自分の中でいちばんのリフレッシュになっているんです。例えば、金曜日の教室は「教室は20時までで終了するよ」と公言して、ジムに向かいます。日曜日も朝6時にジムへ行くのが、すっかりルーティンになりました。

それから、美容など自分磨きの時間もすごく大切にしています。どんなに忙しくても、「やりたいことはやりたい!」という気持ちは、ずっと大事にしているんです。やっぱり、プライベートが充実していないと、教室でも輝けない気がします。

毎日分刻みで動いているような日々ですが、だからこそ、仕事と自分の時間のバランスを意識しながら過ごすことが、今の私にとって大切なことのひとつです。

くもんの先生 長野 横山先生 後編1

撮影:栗原 康 イラスト:宮城 奈月  文:阿部 里歩

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