1
窓際で遊んでいる子どもを
逆光で撮影

 

写真の撮り方 撮影のコツ2
<失敗例>
オートで撮影すると、カメラが窓からの光を“正しい光”と認識して外の背景がくっきりと写ってしまいます。子どもが黒いシルエットに……。

 

 

<撮影テクニック>
・絞り優先モード(F値の数値を小さくする)にして、人物を明るくする

 
写真の撮り方 撮影のコツ3
「絞り(F値)とは、レンズ内を通る光量を調節するもの。F値の数字が小さいと、絞りが開いている状態になるので、光をたくさん取り込むことができます。カメラの設定を、【絞り優先モード】(AもしくはAvモード)にし、数値を小さくし絞りを開放することで、子どもが明るくなり、撮影が難しい窓際でもふんわりとやわらかな光溢れる1枚になります」

 


 

2
暗いところで寝顔を撮影

 

写真の撮り方 撮影のコツ4
<失敗例>
すやすやと眠る子どもの可愛い寝顔を撮影したい……! 起こさないようにフラッシュなしで撮影すると、やはり暗くなってしまいました。

 

 

<撮影テクニック>
・シャッタースピードを遅くする
・ISO感度を上げる
・三脚を使う

 
写真の撮り方 撮影のコツ5

「シャッタースピードは、シャッターが開いてカメラの中に光が当たる時間のこと。暗いところで寝顔を撮るには、カメラの設定をSやTvにし、シャッタースピードを遅く設定すると◎。まずは1/60秒くらいで撮ってみて、まだ暗いと感じたらどんどんシャッタースピードを遅くして何枚か撮ってみてください。また、シャッタースピードを遅くした状態での手持ち撮影は写真がブレやすくなるので、三脚を使ってブレないように。ISO感度は、カメラの中にある受光センサーが光をとらえる感度のことで、ISO感度が高いほど少ない光で写真を写すことができるので、ここでは数値を大きく設定してください」

 


 

3
絵本や工作に夢中になる姿を撮影

 

写真の撮り方 撮影のコツ6

<失敗例>
子どもの日常写真の大定番ですが、可愛く撮るのはなかなか至難の業……。子どもの顔も下を向いているうえに集中しているので、どこか表情も強ばって見えてしまいます。

 

 

<撮影テクニック>
・逆光撮影と同じ、絞り優先モードで人物を明るく、さらに背景をぼかす
・その場の空気感を切り取る

 
写真の撮り方 撮影のコツ7
「せっかく一眼レフを買ったなら、子どもだけにピントが合って、背景がぼける写真にチャレンジしてほしいもの。先ほど1でも紹介した【絞り優先モード】を使うと、人物が明るくなり背景がぼける写真に。子どもの集中を邪魔しないように一瞬だけ声をかけてあげると、表情もやわらかくなります」

 


 

4
生活感が出ないように撮影する

 

写真の撮り方 撮影のコツ8
<失敗例>
子どもが遊びに集中しているとき。「今がシャッターチャンス!」と子どもにだけ気を取られてシャッターを切ると、どうしても隠せない生活感……。オモチャの色もカラフルなので、それだけでごちゃごちゃして見える印象です。

 

 

<撮影テクニック>
・背景を気にかけ、物をできるだけ省く
・子どもの座り位置も変えてみる

 
写真の撮り方 撮影のコツ9
「ファインダーを覗いてみて、動かせる収納ボックスなどは動かしてみたり、子どもの座る位置を工夫してシンプルな壁の割合を多くするだけで写真がすっきり。あとは、棚などの大物家具の写り込みも気にしてみてください。また、遊んでいる姿ならオモチャも写るようにすると、あとで見返したときにも『このブロックで、お部屋をつくって遊んだよね!』と楽しめます。スマホで撮影するときにも使えるテクニックです」

 


 

5
お家でも素敵に見える
ポートレート撮影

お家でポートレート写真を撮るとき、“いつもと同じ写真”から卒業する写真を撮るなら、こんな構図がおすすめ。

写真の撮り方 撮影のコツ10
 

「ヌケがある廊下に子どもをぽつんと残した構図は、奥行きから空気感も感じます。子どもを壁の前に立たせたときも、真正面ではなく斜めから撮ると雰囲気UP。さらにアングルを子どもと同じ目線にするだけで、子どもの表情をしっかりとらえることができます。子どもはカメラ目線や笑顔じゃなくてもOK。ありのままの姿を記録しておくことも大切。また、子どもがよく遊んでいるオモチャと一緒に撮影するのもおすすめです」

 


 

今すぐに実践できる、簡単な撮影のコツをご紹介しました。どの機能もカメラに備わっていて、ダイヤルやボタン一つで操作できるので、慣れたら簡単に素敵な写真が撮れるようになります。せっかくの一眼レフ。オート以外も使いこなして、撮影を楽しんでくださいね。


記事に登場した専門用語をおさらい!

・絞り(F値)……レンズ内を通る光量を調節するもの。F値の数字が小さいと、絞りが開いている状態になるので、光をたくさん取り込むことができる。奥行きがある場所でのポートレート撮影では、背景をぼかす効果もある。

・シャッタースピード……シャッターが開いてカメラの中に光が当たる時間のこと。調整することで、動いているものを止めたり、ブレを表現することができる。下の数字が小さいほどシャッタースピードが遅くなる。目安として、室内や暗いところでは1/60~1/125秒くらい、屋外の明るいところでは1/500秒くらいを最大として、シーンや明るさに合わせて調整する。

・ISO感度……カメラの中にある受光センサーが光をとらえる感度のこと。ISO感度が高いほど明るくなるので、暗い環境でも撮影しやすい。(例:ISO400低い、ISO1600高い)


教えてくれた人
フォトグラファー
masacova!さん

フォトグラファーでありながら、キッズ&レディースブランド『michirico』ディレクターとして、さまざまな方面で活躍中。カメラ教室や子ども写真の講師なども務め、写真の楽しさを広めている。

Instagram:@masacova