前編

会社員や子育ての経験が、くもんの先生の仕事に生きている

池田智子さん(愛媛県在住)

くもんの先生 愛媛県在住 池田智子さん

メーカー勤務を経て、3人のお子さんを育てる専業主婦から、くもんの先生へと歩みを進めた愛媛県の池田智子先生。前編では、それまでKUMONとの接点がなかった池田先生が、どのようにしてKUMONと出会い、教室を開設するまでに至ったのか、そのきっかけについてお届けします。

教育現場への想いを胸に、メーカーで経験を積む

大学では英語を専攻し、塾講師のアルバイトや高校での教育実習を経験しました。就職活動の際には、塾講師を目指すか、それとも教育業界とは別の企業に就職するかで悩みましたが、新卒では一般消費者向けの紙製品メーカーに入社しました。

配属先は開発職。上司とたった2人だけの小さな部署でしたが、その分、いろんなことを任せてもらいました。自社商品の強みや弱みを分析し、どう打ち出すかを考えて取引先に向けて提案資料を作ったり、パッケージでどう訴求するかを考えたり。最終的には、ある商品の素材選びから仕入れ先探し、パッケージづくりまで全部一人で担当し、商品化までたどり着き、市場に出したこともあります。

また、小さな会社だからこそ、消費者アンケートから改善点を見つけたり、お客さまからの電話を直接受けたりもしました。とにかく幅広く経験をさせてもらいました。

くもんの先生 愛媛県在住 池田智子さん イラスト01

それらの経験が、今まさに、くもんの先生の仕事につながっていると実感しています。ターゲットやニーズを探る姿勢、数字を細かく見る習慣は、そのまま教室運営にも生きていると感じます。取引先に向けた資料づくりの経験は、今では保護者の方へのお便りをつくるときに役立っています。前職と、くもんの先生は全く別の仕事だと思っていましたが、やればやるほどつながっている。仕事の本質や大切なことは変わらないのだと、あの頃の経験を今も支えにしています。

“そろそろ社会復帰”と思ったときに出会った、くもんの先生募集のチラシ

くもんの先生 愛媛県在住 池田智子さん02

第1子を出産するまで7年ほど会社員として働きましたが、子育てとの両立は難しいと判断し、専業主婦に。その後10年間は専業主婦として過ごし、2人目が幼稚園に通い始めた頃に「そろそろ社会復帰したい」と思い、仕事を探し始めました。

わが子をしっかり見守りつつ、自分にとってもやりがいのある仕事がしたい。けれども、前職の経験も資格がないため生かしにくいと感じていました。「やりたいこと」より「できること」の中から仕事を探すしかない……。そう考えたとき、“塾講師”という道が浮かびました。

ちょうどそのとき、母が持ってきてくれた、くもんの先生募集のチラシが、私の挑戦のきっかけになりました。私はKUMONに通った経験も、わが子を通わせた経験もありませんでした。それでも説明会に参加してみると、公文式なら「いつでも、誰でも、自分に合った“ちょうど”のところから学習を始められる」と知り、大学時代の教育実習で感じた「授業内容をクラス内のどの子の習熟度に合わせればいいのか」というモヤモヤが一気に解消されたのです。

さらに、教室は週2日、1日5時間程度から、という働き方を選べたことも大きな決め手でした。もし自分で学習塾を開くなら、クラスを分けて授業のコマ数を設定しなければなりません。でもKUMONなら、教室が開いている時間のなかで、生徒さんに来ていただき、それぞれにあったペースで学習を進めることができます。「週2日なら子どもが小さくても、工夫すれば両立できるかもしれない、家族との時間も大切にできる」と、最終的に、くもんの先生になることを選びました。

その後、第3子の妊娠がわかり、開設までは3年間の待機期間がありましたが、三男が2歳半になったときに「今しかない!」と自宅での開設に踏み切りました。不安だった夜の時間帯や子どもの病気への対応は、友人や母に協力をお願いし、一時保育や病児保育にも登録。頼れる環境を整えていたからこそ、安心してスタートできました。

家族の協力とわが子の成長が、仕事の大きな支えに

教室を開設したのは、わが子が2歳半、小1、小3のとき。毎日がめまぐるしく、家のことまで十分に手が回らないこともありました。

夫の出張が多いわが家では、最初は「全部自分がやらなければ」と抱え込んでいました。ですが、あるとき夕食の準備が大変だと子どもたちに弱音を吐いたら、「これなら作れるよ」と冷凍の唐揚げを温めてくれたり、「ご飯何合炊く?」と声をかけてきてくれたり。少しずつ家事を手伝ってくれるようになりました。

くもんの先生 愛媛県在住 池田智子さん イラスト02

今では「今日はできてないからお願い!」と頼むと、お肉を焼いて夕飯を準備してくれるほど。本当に頼もしい存在です。できないときは素直に甘えるようにしていて、子どもたちの成長にも支えられていると感じます。

そして夫も、いつも相談に乗ってくれ、どんなときも冷静にアドバイスをしてくれました。そんな家族のサポートに、心から感謝しています。

3人の子育てを通して得た経験は、教室で生徒さんや保護者の方に寄り添う気持ちにも直結していると実感しています。

くもんの先生 愛媛県在住 池田智子さん05

撮影:栗原 康 イラスト:宮城 奈月  文:阿部 里歩

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