普段お世話になっている先生や初めてご挨拶をする保護者の方など、たくさんの人と出会う保護者会。顔を合わせるタイミングがなかなかない分、この機会にママ友を増やしたいと思う人も多いはず。第一印象が重要なシーンでは、盛りすぎず地味すぎない、絶妙なさじ加減のメイクを心がけたいもの。そこで、人気ヘア&メイクアップアーティストのmeguさんによる、好感度アップのメイクとヘアアレンジを紹介します。
<教えてくれた人>
ヘア&メイクアップアーティスト
meguさん
数多くのアーティストやモデル、タレントのヘアメイクを手がけ、雑誌や広告など幅広いメディアで活躍中。コスメやスキンケアのディレクターも務める。一児のママとして、子育てと仕事を両立中。
表情が明るくイキイキ!
オレンジヘルシーメイク
カジュアルコーデもOKな保護者会では、清潔感のあるヘルシーなメイクがおすすめ。オレンジ系のワントーンメイクで顔色を明るく演出し、ニュアンスカラーのアイライナーでさり気ないトレンド感もON。リップティントで唇を染め上げれば、屋外などでマスクを外したときも安心♪ ヘアはコテで後れ毛や前髪に軽く動きをつけて、シンプルな1つ結びをこなれた印象にアップデートさせましょう。
好印象ママをつくる!
メイクアップ3つのポイント
マスカラで毛流れを整えたアカ抜け眉、オレンジシャドウで作るはつらつとした目元、血色を仕込んだハッピー感のある頰&唇がメイクの要。トレンド感も可愛げも、ヘルシーさも欲張れるメイクで、”あの人に話しかけてみたい”オーラをまといましょう。
ポイント①
眉マスカラで眉頭を立ち上げる
ブラウン系の眉マスカラを使い、眉尻から眉頭を軽くなぞって逆毛を立て、眉の根元までカラーリング。次に眉頭から眉尻へなぞって毛流れを整え、眉頭の毛を立ち上げるようにブラシを下から上に動かしましょう。眉に抜け感と立体感が生まれて、目元の印象もパッと明るく!
〈使ったアイテム〉
おすすめの眉マスカラは、自然な明るさのナチュラルブラウン。色浮きせずに自眉になじみ、優しく&柔らかな目元を演出してくれます。眉が濃く黒くて垢抜けない……というママでも、ひとなでするだけで印象チェンジが叶います。
ポイント②
テラコッタで自然な陰影と奥行きをメイク
テラコッタのアイシャドウを二重幅より広めに塗り、下まぶたのキワにも塗って目元を囲みましょう。グレージュのアイライナーを上まぶたの目頭から目尻に引き、さり気なく目のフレームを強調させて。グレージュなら全体に引いてもきつい印象にならず、トレンドカラーで洒落感もアップ。オレンジのマスカラを上下のまつ毛に塗ったらフィニッシュ。
〈使ったアイテム〉
アイシャドウは、フィット感抜群のクリームタイプをチョイス。ツヤ感を与えて明るい目元を叶えてくれます。アイライナーは、さり気ないトレンド感が仕込めるグレージュカラーを。目元をソフトに引き締めながら、印象的な眼差しに。マスカラはオレンジを選んでアイシャドウと色合わせし、目元をヘルシーに彩りましょう。
ポイント③
チーク&リップで血色感を仕込む
目元に合わせたオレンジ系のチークを、頰の中心に薄く丸く塗り広げましょう。ピンクよりも甘くなりすぎず、はつらつとした雰囲気をまとえます。リップはマスクへの色移りを防いでくれるティントタイプを。唇の中央にトントン置きし、唇を上下にこすり合わせて全体になじませて。仕上げに唇の輪郭部分を指でぼかし、境目を曖昧にしましょう。
〈使ったアイテム〉
チークは顔色が冴えるオレンジ系を。パウダーなら濃淡をつけやすくぼかしやすいので、久々にチークを塗って失敗した……なんて心配もなし。リップも同系色のオレンジをセレクト。ティントタイプは色持ちがよいので、マスクを外してもキレイをキープできます。
マスクをしても好印象をキープ
フェイスラインに密着する立体型マスクなら、顔の余白をカバーして小顔効果も期待できます。くすみベージュやくすみピンクを選べば、肌色になじみながらも血色感がふわりと上がり、マスクをつけていても元気で優しい印象に。
[+1のヘアテクニック]
髪を緩く巻いてお洒落なニュアンスをつける
26mmのコテで髪の表面をミックス巻きにし、前髪も軽く内巻きに。髪に柔らかな毛流れを作ると、結んだときに立体感が生まれて、のっぺり感を防ぐことができます。後れ毛を残して1つ結びにしたら、ヘアアクセを巻きつけてドレスアップさせましょう。後頭部や襟足から髪を少量引き出して、抜け感とニュアンスを仕込めばOK。
明るく元気なオーラをまとえるオレンジメイクなら、初めましてのママとの距離感も一気に縮まるはず。色選びとテクニックを参考にして、第一印象をアップさせましょう!
前編「メイクアップ講座 失敗しない!お受験・就活メイク」はこちら
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ヘアメイク:megu 撮影:勝間田大揮(SIGNO) スタイリング:櫻井かおり テキスト:末永陽子 編集:HugMug編集部
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