未就学児の3姉妹を育てる、ママ美容研究家の工藤りささん。「お疲れ母ちゃんの垢抜け術」をテーマに、SNSで発信する美容やファッションのテクニックが多くのママたちから共感を集めています。今回は工藤さんに、子どもと公園やリモート会議など、4つのシーンに合わせたメイク術を教えていただきました。30~40代の忙しいワーママに実践いただきたい、簡単で手軽なテクニックがいっぱい!
<教えてくれた人>
ママ美容研究家・工藤りささん
公務員を経て、イメージコンサルタント・ママ美容家の道へ。忙しくても綺麗になれる垢抜け講座を主宰。SNSでは、「お疲れ母ちゃんの垢抜け術」をテーマに、美容やファッションを発信中。Instagramのフォロワーは5.1万人。0歳、2歳、6歳のママ。
Instagram:@mew.style.image
〈シーン1〉時間がない時の時短メイク
忙しい日々、工藤さんの時短メイクの所要時間はたった5分!時短のテクニックは、機能的+マルチで使えるものを活用すること。例えば、化粧下地と日焼け止めを兼ねたBBクリームやリップとチークを兼ねたマルチリップチークを使って時短を叶えましょう。
「BBクリームを塗るとき、気になる部分を隠したくて、厚めに塗ってしまいがち。量少なめに、さらに薄めに塗るのが美肌に見えるコツです」
ポイント
チークの入れる位置で印象アップ
気になる頬のたるみ。チークの入れる位置が下がっていると、余計たるんで見えてしまいます。笑った時に、高くなる位置に入れることで、頬の位置が上がって見えます。
〈使ったアイテム〉
アイカラー、チーク、リップとして活躍してくれる便利なマルチスティックを活用。BBクリームは、汗や皮脂に強く、カバー力があり、ベースメークを美しく仕上げてくれます。残りのアイテムは、マスカラやアイライナー、シャドウなど。使うアイテム数を減らすのが時短のコツです。
〈シーン2〉子どもと公園メイク
夏以外でも、子どもと一緒に遊んでいると汗ばんできます。汗でもくずれにくいことを意識したメイクを仕上げましょう。ウォータプルーフの日焼け止め→ファンデーション→フェイスパウダー→メイクキープミストの順番で肌を仕上げるようにしてください。
「ベースメイクでしっかり日焼け対策をしていきたいですが、厚く塗った分だけくずれやすくなってしまいます。薄い層を重ねることを意識してください。また、フェイスパウダーを使うことで、皮脂を抑えて、汗くずれを防いでくれます」
ポイント
メイクキープミストで仕上げ
肌にふんわりスプレーするだけ。軽いつけ心地ながらも肌に密着し、1日中メイクをキープしてくれます。マスク汚れ防止にもおすすめ。
〈使ったアイテム〉
▼左から、メイクキープミスト、日焼け止め、フェイスパウダー
ウォータープルーフの日焼け止めは、石鹸で落ちるのがうれしいポイント。塗るだけでトーンアップしてくれるものを選んで、透明感のある肌を叶えましょう。さらっとした肌に仕上げてくれるフェイスパウダーは、過剰な皮脂を吸着してくれるので、汗くずれ防止に役立ちます。
〈シーン3〉ママ友とランチメイク
楽しいお出かけシーンでは、「目元を強調するメイク」がおすすめです。ラメ入りのアイシャドウや、大粒ラメが特徴の筆タイプのアイグリッター、アイライナーで好印象な目元をつくっていきましょう。
「印象的な目元をつくるために、アイライナーはしっかり使っていきたいのですが、メイクが濃く見えないように、モカブラウンのような薄めの茶色を選んでくださいね。リップは普段より濃いものをチョイスしてください。ただ、土台がしっかりしていないとカサカサに見えてしまいます。リップ美容液などで保湿してから、リップを塗るようにしてください」
ポイント
ラメは肌なじみのいいものを
アイシャドウやアイグリッターの色は、ピンクベージュやブラウンなど肌なじみの良いものを選んでください。工藤さんも、アイグリッターは白っぽいものを控えているそう。
〈使ったアイテム〉
肌なじみがよく、大人っぽいラメのアイシャドウやグリッターを選べば間違いなし。さらに、普段よりしっかりめのメイクを心がけたいので、気になるクマやシミ、そばかすなどには、コンシーラーを活用してください。
〈シーン4〉リモート用メイク
ビデオ通話で表示される顔は、いつものメイクだと平面なってしまいがちです。ハイライトを使って立体感を出しながら、普段より濃いめカラーのリップを使ってみてください。相手に素敵な印象を与えるメイクが完成します。
「普段のメイクにハイライトを足すだけで、ツヤが出て、一気に立体感のある仕上がりにしてくれます。くちびるの山にも入れることで、画面越しでもいきいきとした印象になりますよ」
ポイント
立体感が出るハイライトの入れ方
まずは、眉尻のあたりから、頬の高い位置など、光が当たりやすい位置に指でふんわりなじませます。さらに、鼻尖(鼻先)や鼻根、くちびるの山など、高さを出したいところにも入れてください。
〈使ったアイテム〉
光沢感がありながらも肌なじみがいい、ホワイトベージュのハイライトをチョイス。しっとりとしたやわらかめの質感で、長時間よれにくいのもポイントです。さらに、たくさん喋っても落ちにくい、濃いめのティントリップを活用しました。
肌悩みをしっかりカバーして美肌に!
この年代の肌悩みである、くすみやシミ、クマ。しっかりカバーするためにコンシーラーがおすすめ。ポイントは、ただ塗るだけではなく、スポンジでぼかすこと。ぽんぽんと、均一になじませることで、自然な美肌に仕上がります。どのシーンでも使えるテクニックです。
忙しい日々の中でも、肌悩みをカバーできる素敵なメイクをご紹介しました。工藤さんに教えていただいた簡単メイクテクニックを、ぜひ実践してみてくださいね!
撮影:有坂政晴 編集・文:阿部里歩
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