<子どもの入園入学グッズ>
ひと手間でとっておきになる、簡単で可愛い手作りネームタグのアイディア
セクションタイトル
ネームタグのアイディア #01
お気に入りの布で作る「布タグ」
子どもが好きな柄やモチーフの布を切り取って、ネームタグを作るアイディアです。無地の裏地部分に名前を書いたり、スタンプを押して名前付けをします。ハトメを使って穴を開けて、好きなデザインの紐を取り付けましょう。裏側に名前がくるので、普段は見えにくいのも嬉しいポイントです。
<用意するもの>
・好きなプリント布
・裏地用:無地の布(シーチングなど)
・ハトメ(4mm)
・目打ち
・ハトメパンチ
・紐(ワックスコード、リネンコードなど)約20cm
<作り方>
1.プリント布をお好みのサイズ+周囲5mmでカットします。モチーフのカーブは細かく追わず、ぬいしろに余裕を持たせ、ざっくりカットすると、きれいに仕上がります。そして、裏地用の無地布を中表に重ねて、同じサイズにカットします。
2.モチーフの直線部分に返し口を作ります。返し口を残して、ぬいしろ5mmで縫い合わせます。生地を裏返したとき、ごわつかないように、角やカーブ部分のぬいしろを2~3mm残してカットしておきましょう。
3.返し口のぬいしろを折って、表に返します。
4.返し口をまつり縫いでとじます。もし、ぬいしろを落ちつかせたい場合は、最後に周囲に端ミシンをかけてもOKです。
5.角を目打ちでしっかり出し、アイロンをかけて形を整えます。
6. ハトメを付ける部分に目打ちで穴をあけます。
7.ハトメパンチでとめます。紐を通して完成。
<ポイント>
生地はオックスやシーチングなど、薄手の生地を選ぶときれいに仕上がります。また、丸や三角、四角などシンプルに切り取ることができるモチーフを選ぶと、不器用さんでも簡単です。
ネームタグのアイディア #02
キャンバス生地+ネームシールで、“縫わない”ネームタグ
厚みがありしっかりとした素材のキャンバス生地に、ネームシールを貼り付けて完成するネームプレート。紐が通せるように、4mmのハトメを付けています。ネームシールは100円ショップでも簡単に手に入ります。無地のものだけではなく、刺繍で縁取りされたものなど種類も豊富。お好みのデザインを選んでくださいね。
<用意するもの>
・キャンバス生地……縦5cm×横9cm
・ネームシール……縦3cm×横5cm
・ハトメ(4mm)
・目打ち
・ハトメパンチ
・紐(ワックスコード、リネンコードなど)約20cm
<作り方>
1.生地の端が屋根になるように三角にカットし、おうち型にします。
2.カットしたネームシールに名前を書き、1の生地の中心に貼り付けます。
3.ハトメを付ける位置に目打ちで穴をあけ、ハトメパンチでとめます。もしほつれが気になる場合は、ほつれ止め液を使用するのもおすすめです。
<ポイント>
ほつれにくいキャンバス生地で作るのがおすすめです。もし薄い生地で作る場合は、予め裏側に接着芯を貼ると、頑丈に仕上がります。
ネームタグのアイディア #03
「フェルト」でつくるネームタグ
2枚のフェルトの間に、ネームシールを挟んで、1枚に重ねて手芸用ボンドで貼り合わせました。完成したモチーフの好きなところに穴を開けて紐を通しても、直接バッグに貼り付けてもどちらでもOK! 子どもの大好きなモチーフで、チャレンジしてみてくださいね。
<用意するもの>
・フェルト生地(作りたいモチーフに合わせて調整ください)
・ネームシール(アイロンネームでもよい)
・目打ち
・手芸用ボンド
・紐(ワックスコード、リネンコードなど)約20cm
<作り方>
1.フェルトを2枚重ねて、お好みの形にカットします。片方のパーツにネームシールを貼ります。
2.もう片方のパーツの名前シール部分が出るように、くり抜いておきます。
3.名前シール部分を下にして、2枚を手芸用ボンドで貼り合わせます。
<ポイント>
イラストが苦手という方でも、プリント生地の柄や、お好きなイラストをなぞったりすれば、きれいにかたどれます。
ネームタグのアイディア #04
布テープ+プラスナップで、取り外せるネームタグ
シンプルな模様付きの綾テープに、プラスナップを付けたアイディア。小さなサイズで目立たず、簡単に取り外しができる便利なネームタグです。プラスナップは、ハンディプレスが不要な「ワンタッチタイプ」を選ぶと簡単に付けられますよ。100円ショップでも購入可能です。
<用意するもの>
・綾テープ……約12cm
※文字数などに応じて、仕上がりサイズ×2+2cmを目安に調整して下さい
・ワンタッチプラスナップ(1cm)
・目打ち
<作り方>
1.綾テープの両端を1cm折ります。折った部分に目打ちで穴をあけます。
2.ワンタッチプラスナップの凹パーツと凸パーツをそれぞれ両端に付けて完成。
名前を直接書いたり、スタンプを活用してもOK!
<ポイント>
模様付きがない場合は、100円ショップで購入できる無地のテープを活用してもOK!
不器用さんでも簡単に作れて、楽しい仕掛けがいっぱいのネームタグの作り方を紹介しました。「nunocoto fabric」に教えていただいた可愛いアイディア、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
<教えてくれた人>
nunocoto fabricさん
無料型紙とオリジナル生地の専門店「nunocoto fabric」。オリジナルデザインのファブリックをはじめ、布とパーツをセットにしたキットが人気。Webサイトでは、無料型紙や製図、ソーイングレシピなどさまざまなアイディアを発信中!
Web:https://www.nunocoto-fabric.com/
Instagram:@nunocotofabric
既製品を可愛くアレンジする手作りアイディアはこちら
<子どもの入園入学グッズ>
既製品を可愛くアレンジする手作りアイディア
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シンプルなデザインが人気!
最近は韓国発祥のキルト、通称「イブル」の生地がベースのアイテムが人気。やさしいニュアンスカラーがトレンド継続中です。もちろん無地の布やシンプルなデザインの入園入学グッズでもOKです。
入園入学グッズのアレンジ #01
簡単「フェルトワッペン」をアクセントに!
手芸用ボンドでフェルトを貼り合わせて、ボタンや刺繍で顔を作る動物ワッペン。本体と土台でコントラストのある2色で仕上げると、ポップで可愛いデザインになりますよ。土台があることで糸部分が浮かず、しっかりバッグに貼り付くので、取れにくくなるのも嬉しい。動物の他にも、子どものイニシャルなど好きなモチーフで自由に作ってみましょう!
<用意するもの>
・フェルト……作りたいモチーフに合わせて数枚
・ドール用ボタン(目のパーツ用)
・刺繍糸
・手芸用ボンド
<作り方>
1.本体フェルト(写真は水色のフェルト)を作りたい形に切り抜きます。土台フェルト(黄色のフェルト)を本体フェルトの周囲+5mm~1cmで切り抜きます。
2.本体フェルトに顔を作ります。ドール用ボタンを目の位置に縫い付けて、ひげを刺繍します。
3. 本体と土台を手芸用ボンドで貼り合わせます。
4. バッグや巾着の好きなところに貼り付けて、完成!
<ポイント>
ドール用のボタンで目を簡単に可愛く!
動物の目は、刺繍糸で丸く縫っていくことも可能ですが、均一な仕上がりにするのは意外と難しいものです。小さなドール用のボタンを使うと、縫う回数も少なく左右対称に整います。
入園入学グッズのアレンジ #02
「飾りテープ」でデコレーションする
チロリアンテープ(刺繍テープ)やレース、グログランリボンを使用し、デコレーションするアイディアです。好きなモチーフの飾りテープを、好きな場所に縫い付けてデザインを楽しみましょう♪ 縫い付ける場所は、横のラインでも縦のラインでも可愛いですよ。太さやデザインが異なる2つのテープを重ね付けしたり、アレンジも無限大です。
<用意するもの>
・お好みの飾りテープ(刺繍テープ、レース、グログランリボンなど)
・ミシン
★もしミシンがない場合は、手縫いでもOK。目立たない糸を選んで、なみ縫いでもいいですし、縫い目が気になる場合は、まつり縫いにしましょう。
★もし飾りテープを重ねる場合は、予めテープ同士を縫い合わせてからグッズに縫い付けます。
<作り方>
1.テープを縫い合わせる位置を決めて、まち針でとめます。
2.テープの上下を、ミシンで縫います。
3.端同士が重なるところで、上になる端を1cm折って重ね、縫い合わせて完成。
<アレンジ>
刺繍テープは、タグのように短くカットして使うこともできます。ほどよくアクセントになって可愛い!作り方は、刺繍テープをお好みの長さに両脇それぞれ+1cmのところでカット。両脇を1cm折り、端をぐるりと1周縫います。
<ポイント>
刺繍テープ+グログランの色合わせのポイントは、刺繍テープに使われている色を選ぶと、統一感とメリハリが出ます。また、太めのレースを敷くと、一気に華やかなデザインに。
入園入学グッズのアレンジ #03
好きな布で「ポケット」を作る
ミシンを使って、バッグの表面に好きな布でポケットをつけるアレンジです。背景に切替え布を入れて、同じ生地でポケットを付けました。基本的には縫い付ける作業だけですが、これだけでも一から手作りしたような特別な印象に仕上がります。ポケットには、ハンカチやポケットティッシュなどが入れられるので、実用的にも◎。
<用意するもの>
・本体切替え布:縦14cm×横レッスンバッグの周囲+2cm
・ポケット布:縦20cm×横26cm
※ポケット布は、希望サイズの仕上がり縦+4cm×仕上がり横+2cm
・ミシン
<作り方>
1.まずは切替え布から。切替え布の上下1cmを折って、アイロンをかけます。(工程4の写真参照:①の黒線)
2.切替え布の両脇の端を中表に合わせて、ぬいしろ1cmで縫ってから(写真参照:点線)、レッスンバッグにまち針でとめて、上下を縫い付けます。(工程4の写真参照:②の黄色線)
3. 次にポケット布を仕上げます。ポケット布の上部を1cm折ったあと、さらに2cmの幅で三つ折りにして縫います。ポケット布の上部以外の端を1cm折ります。(工程4の写真参照:③の青線)
4.ポケットを付ける位置にまち針でとめて、縫い付けます。ポケット口の両端は、強度を上げるために三角に縫いましょう。(写真参照:④の赤線)
<ポイント>
フリルリボンを重ねても可愛い!レッスンバッグの周囲+2cmのフリルテープを、工程2の最初に縫い付けます。フリルリボンは100円ショップなどでも購入可能です。
入園入学グッズのアレンジ #04
ハギレ布で「ロゼッタ」を作る
好きなハギレでサイズ違いのヨーヨーキルトを作り、間にレースを重ねて、ロゼッタを作るアイディアです。中央においたボタンは、くるみボタンやアンティークボタンなどお好みでどうぞ! 完成したロゼッタは、レッスンバッグの持ち手部分につけると可愛い! 入園入学などの晴れの日に、胸元に飾るのもおすすめです。
<用意するもの>
・ハギレ布……大サイズ:直径12cm、小サイズ:直径8cm
※仕上がりサイズの約2倍の大きさの円になります
・好みのボタン(くるみボタンやアンティークボタンなど)
・レース(本体用)約20cm
・レース(リボン用)約15cm
・リボン(サテンリボンやグログランテープなど)約15cm
<作り方>
1. まずはヨーヨーキルトを作ります。布の周囲を5mm折りながら、折り山の2mm内側を幅7〜8mmの針目で、ぐし縫いします。
2.1周縫い終わったら、糸をぎゅっと絞ってギャザーを寄せて、玉止めします。縫い目が少し重なるところまで縫うと、きれいにギャザーを寄せることができます。
3.レースを円形にする作業です。まず、レースの上部を幅5mmでぐし縫いします。(平行に2本)
2本の糸のうち片方の糸を引いて、ギャザーを寄せて玉止めします。
4.レースの端を中表に重ねて、ぬいしろ5mmで縫います。(写真参照:黒線部分)
5.ヨーヨーキルトとレースを重ねて縫います。
好みでリボンを一緒に重ねる場合は、写真のように折って、一緒に縫い付けましょう。
6.最後にボタンを縫い付けて完成!
<ポイント>
レースやリボンなど装飾に使うものは、手持ちの材料や作りたいデザインに応じてアレンジしてください。シンプルなデザインも可愛い!
手軽に手に入る既製品を使いながら、とっておきの入園入学グッズに仕上げる素敵なアイディア、いかがでしたか? 布や素材を親子で選んでみたり、お好みでアレンジをしてみたり、自由に楽しんでみてくださいね♪
<教えてくれた人>
nunocoto fabricさん
無料型紙とオリジナル生地の専門店「nunocoto fabric」。オリジナルデザインのファブリックをはじめ、布とパーツをセットにしたキットが人気。Webサイトでは、無料型紙や製図、ソーイングレシピなどさまざまなアイディアを発信中!
Web:https://www.nunocoto-fabric.com/
Instagram:@nunocotofabric
簡単で可愛い手作りネームタグのアイディアはこちら