わたしの夢中が育っていく -KUMON STORIES-

子どもたちと一緒に成長できる。
私自身も、何年経っても努力をしていきたい

高校3年生の長女と中学2年生の長男をもつママ。専業主婦から教室スタッフを経て、2019年4月にくもんの先生になった中嶌三奈先生(三重県在住)。働く上で大切にしていることなど、目標が大きく広がり続けているその要因をお話ししていただきました。

成長の様子をできるだけ細かく伝えることで、
保護者の方々と喜びをより深く共有できる

教室スタッフ時代も含めると9年ほどKUMONに関わってきましたが、子どもたちの成長には本当に驚かされます。小学1年生の生徒さんがいたんですが、春頃は数の並びをなかなか理解できていなかったのに、夏休みを迎える頃にはたし算を素早くできるようになっていたり。ひらがなが読めなかった生徒さんが、ある日突然スラスラと読めるようになったり。すさまじい成長に驚きつつ、努力すれば必ず伸びることを実感しました。

保護者の方々には、そんな成長の様子をできるだけ細かく伝えるようにしています。「この教材ができました!」だけではなく、問題を解いていた時の表情や解いた時に発した言葉なども伝えることで、喜びをより深く共有できますから。努力して取り組み結果が出せると、また次のステップへの励みにもなります。そうした瞬間に携われることがこの仕事の大きなやりがいだと思います。

くもんの先生としてのやりがいが大きいからこそ、教室での自分の対応に後悔したこともあります。教室開設当初、教室で問題を解ききれなかった生徒さんがいて、家での宿題として持って帰るという本人の意思を尊重して「頑張って解いてきてね!」と背中を押したんです。ところが「できない!」と家で困ってしまっていたようで…。保護者の方から問い合わせが来たこともありました。自分の力で解けるようにもっとサポートするべきでしたし、他の先生に相談すると「その問題はチャレンジ問題だから、さらっと教えて次のステップに進めてあげた方がいいかもね」と教えていただきました。教材の内容が当時はまだ十分に把握できていなかったことが原因でした。それ以降は教材についてもさらに勉強し、研修にも参加しながら指導のポイントをより理解するための努力を続けています。

教室に通いたいと思ってもらえるように
生徒さん一人ひとりに寄り添いたい

教室運営については、現在は4人の教室スタッフの方に勤務してもらっています。前任の先生時代から在籍している方もいて、学ばせてもらうこともたくさんありますね。大切にしているのは、何でもすぐに共有すること。生徒さんの様子はもちろん、声かけの内容なども小まめに共有するようにしています。教室を開設した当初は、連絡ノートを作ってそこにいろいろ書き込んで共有していましたが、タイムラグが生まれたりするので現在は口頭に変更。その都度伝え合った方が速いですし、コミュニケーションとしても分かりやすいですからね。教室スタッフの皆さんが迅速に対応してくれて、助かっています。日々の連絡事項を共有し、作業も分担することが教室運営をスムーズにするポイントかなと思います。

教室は先生によっていろんなカラーやスタイルがありますが、私は温かくて生徒さんが来やすい教室にしていきたいと考えています。体調や気分もその日によって一人ひとり異なりますし、自分の想いを口に出せる子がいれば、そうでない子もいます。そんな時、生徒さんのことをちゃんと理解でき、寄り添える先生になっていきたい。日々の指導を通じて成長を支えることはもちろんですが、もっと引いた視点で一人ひとりのことを考えられる先生になることが私の目標です。いつまで先生を続けるという明確な年齢は決めていなくて、続けられるまではずっと先生でいたいのが本音。わが子がさらに大きくなった頃には、もっともっとこの仕事に力を注いでいきたいです!