今どきママがお仕事についてどんな意識を持っているかについて、データと実際のコメントで紹介するコラムの第3弾。
今回は、Part.02で、ママたちの「働きたい!」という声が多く寄せられた「ママの経験を活かした仕事」「子どもに関わる仕事」について、その理由をくわしく見ていきます。
ママたちからの声から垣間見えたのは、子育ての経験を通して学んだことを、社会に還元していきたいという思いでした。
Q. 子どもと関わる仕事に興味がありますか。
-
興味がある
11.3%
-
やや興味がある
21.7%
-
どちらともいえない
19.8%
-
あまり興味がない
17.4%
-
興味がない
29.9%
「子どもと関わる仕事」に興味がある理由 ママの声
- 「せっかく得た知識や経験がほかの誰かの役に立つなら、率先してやりたいと思うから」(2歳と4歳の女の子、6歳以上の男の子のママ)
- 「ママの視点が活かせる仕事に関わり、同じ立場のママの助けとなりたい」(0歳の男の子、6歳以上の男の子のママ)
- 「ママになり、ママは孤独からもしれないということに気づいた。頑張っているママたちを応援したい」(0歳と5歳の男の子のママ)
- 「ママとして新しい価値観を持って、より消費者目線の開発をしたいから」(0歳と2歳の女の子のママ)
- 「子どもが好きなので、子どもと触れ合える仕事がしたい。また、悩んでいるママに寄り添いたい」(1歳の男の子、3歳と6歳以上の女の子のママ)
- 「子育ての経験談から救われることがたくさんあると思う。自分もそうだったから」(5歳の女の子のママ)
35歳から49歳の女性の3人にひとりが、「子どもと関わる仕事に興味がある」と答えています。
その思いの土台になっているのが、「ママの経験を、自分の経験だけで終わらすのはもったいない」(3歳の女の子と6歳以上の男の子のママ)「ママとしての経験は女性しかできない貴重な経験なので強みになるから」(2歳の女の子のママ)という意見からもうかがえるように、自らの出産・子育ての経験の中で得た学びや、経験の中で培われてきた自信であることがわかります。
さらに、ママたちは、子育ては幸せだけど、一方で、一筋縄ではいかない部分があることも知っています。だからこそ、「悩んでいるママがいたら助けたい」「実体験を通して得た子育ての知識を役立てたい」という気持ちを強くしているようです。
「ママの経験を活かした仕事」「子どもと関わる仕事」としては、保育補助やベビーシッター、子ども服やおもちゃの販売員、ベビーマッサージ、子ども向けのピアノや英会話の先生、ファミリー向けのレストランスタッフなどがあります。
また、ママが働く上で、パパの理解と協力は必要不可欠です。HugMugが実施したアンケートによると、ママが仕事をすることを応援しているパパは、全体の77%。「それなりに理解がある」という回答を含めると、実に85%のパパが、ママが働くことを応援していることがわかりました。実際に、「自分のやりたいようにと応援してくれています」(4歳の男の子のママ)「働くことを理解してくれ、家事育児にも積極的に参加しています」(1歳の男の子と4歳の女の子のママ)などといったコメントが寄せられました。
子どもの預け先をはじめ、ママが働くにあたっての課題はいろいろとありますが、社会の流れは、ママが働くことを後押しする方向に向かっていると言えそうです。家族で協力し合い、子育て経験を活かしながら生き生きと働くことができたら、素敵ですよね。
「子どもがもう少し大きくなったら働いてみたい」「今は難しいけれど、いずれは働きたい」と、思っているママは、実際に働くママに話を聞いてみたり、インタビュー記事などで、その生活をのぞいてみたりするなど、今から情報収集をしつつ、イメージを膨らませてみませんか。それが、子育ても仕事も自分らしい生き方もすべて叶える、豊かなママライフへの第一歩となるかもしれません。
「ママの経験を活かした仕事」「子どもと関わる仕事」に興味があるママへ
毎日の子育てを楽しみながら、「くもんの先生」として働いているママをご紹介します。
子育ての経験を活かして、子どもや子育て中のママに寄り添った提案をする、彼女たちの“私らしいライフスタイル”は、こちらからCheck!
調査概要1
35歳~49歳の女性を対象にした意識調査 実査委託先:楽天インサイト(2018年5月)
Qは未婚や既婚(子どもなし)の人も対象にした数字です。
調査概要2
★「ママの声」はHugMugが運営するメール会員210人が回答したアンケート結果によるものです(2018年10月集計)
この連載の他の記事はこちら
イラスト / chimafood 文 / 羽田朋美(Neem Tree) 編集 / HugMug編集部