わたしの夢中が育っていく -KUMON STORIES-

喜びも大変さも共有できる仲間、くもんの先生同士のつながり

経営面や指導・運営面など、開設後もさまざまな悩みや壁にぶつかるかもしれません。そのようなときに大きな支えとなるのが、同じ道を歩む仲間の先生方の存在。ゼミや勉強会、地域の集まりなどを通して出会う先輩や同期の先生方との対話から、乗り越えるヒントや勇気が生まれていきます。今回は、神奈川県のゼミで出会った開設15年目の飯島京子先生と、開設5年目の東昌子先生に、先生同士の関係性について、実際のエピソードを交えて伺いました。

飯島京子先生(開設15年目/神奈川県・公文式池辺町南教室)
商社勤務や子育てを経て、KUMONの教室スタッフとして4年間勤務する中で、教材の奥深さと子どもたちの成長に感動。「最後まで打ち込めるものを仕事に」と、指導者を志す。

東昌子先生(開設5年目/神奈川県・公文式百合丘北教室)
塾講師や家庭教師の経験を経て、KUMONの教室スタッフとして13年間勤務。「2人のわが子が通った教室を、この地域に残したい」との想いから、教室を開設。

開設時の不安を支える、先輩の先生や同期の先生方との出会い

飯島先生:私が開設したばかりの頃は、よく小集団で学び合うゼミに参加して、そこで先輩の先生方と出会い、長く続くご縁につながったりしていました。「一緒にお昼を食べましょう」と声をかけていただくことも。同期の先生方とは、研修のたびにランチを食べたり、忘年会や暑気払いをしたりと、自然に交流が広がっていきました。KUMONの担当スタッフの方から他の先生を紹介していただいたり、「教室を見学したい」と直接連絡をいただいた先生と仲良くなったりと、いろいろな場面で新しいつながりが生まれていった気がします。

東先生:私の場合は、コロナ禍に開設したので、研修もすべてオンラインでした。そのため、他の先生方やKUMONの担当スタッフの方とも直接お会いする機会がほとんどなく、PCの画面越しにやりとりする日々に孤独も感じていました。そのようななか、開設から1年半ほど経った頃の研修で教室訪問があり、その際に出会った2人の同期の先生と親しくなることができました。同期の先生たちとランチをしたり、連絡を取り合ったりすることで、ようやく孤独感が和らいでいった気がします。

飯島先生:開設したばかりの先生方の不安な気持ちは、私もよく分かります。さらにコロナ禍という厳しい時期に踏み出された東先生の大変さを、改めて感じました。それでも、同期の先生や相談できるKUMONの担当スタッフの方、先輩の先生方とつながることで、仕事はずっと楽しくなる。少しでも話を聞いてくれる人がいるだけで、救われたり、前を向けたりするものですよね。

飯島先生:私は、開設して間もない頃、教室運営や経営面について悩むことが多く、特に教室スタッフを増やすべきかどうか迷っていたことがありました。そのようなとき、先輩の先生に相談をしました。先生は私の教室を見学したうえで、「今はもう少しこの人数でやってみたらどうかな。みんなが頑張っている時は、みんなで成長できる時だと思うから」と助言してくださいました。その言葉に背中を押され、そのままの体制で工夫を重ねたところ、同じ人数でも生徒さんをしっかり指導できる仕組みを整えることができました。これまで先輩の先生方からいただいた学びを、今度は私が次の先生に伝えていけたらと思っています。

東先生:私が開設時に不安だったことは、「経営面」と「子育てやプライベートとの両立」でした。それらの不安に限らず、実際に同じ経験をされてきた先輩の先生方のお話は本当に胸に響きますね。

同じ目標を持つ仲間だからこその学びや楽しさ

飯島先生:私は、お仲間の先生方と一緒に旅行に出かけることもあります。「子どもたちをもっと伸ばしたい!」という同じ目標を持つ先生が集まっているので、旅行中も仕事の話が尽きないんです。仕事の喜びも苦しみも共有でき、楽しい時間でありながら、同時に大きな学びも得られます。「子どもたちのいいところを見つけてほめる」のがKUMONですから、先生方も自然にお互いのよいところを見ようとし、相手の話を丁寧に聞こうとします。そうした関わりの中で、かけがえのない仲間に出会えました。その存在が、この仕事を続けていく大きな支えになっています。

東先生:とても素敵な関係性ですね。私にとっても、親しい同期の先生2人は相談し合える、とても心強い存在です。また、飯島先生をはじめ、先輩の先生方から、研修でお会いした際に声をかけていただけることが、とても励みになっています。先生からいただいた指導や助言は、今も私の糧となり続けています。先輩の先生方の存在が、目指したい姿でもありますし、日々心の支えにもなっています。

くもんの先生を目指している方へメッセージ

飯島先生: 子どもが「できるようになる」その瞬間に立ち会えるのは私たちの仕事の醍醐味です。教室時間に何度も鳥肌がたつほどの感動を覚えます。また、教室では異なる年齢の子どもたちが学びあう中で「こんなお兄さん、お姉さんみたいになりたい」と自ら目標を持ち始め、教材を通して想像以上の成長をみせてくれます。そのような未来を担う子どもたちが学ぶ場で、子どもたちや保護者の方から学ぶことも多く、一緒に成長していける、そして、一生かけて打ち込んでいきたいと思える仕事です。教室スタッフや指導者仲間の存在も、私にとって大きな心の支えになっています。

東先生:私は開設した当時、社会的にはキャリアが確立している年齢で「もう成長の機会はないかもしれない」と思っていました。けれども、くもんの先生になってからは、先輩の先生やKUMONの担当スタッフの方に支えられ、70歳、80歳になっても成長を続けられる環境があると実感しています。「今さら…」と迷う方にこそ、スタートはいつからでもできることをお伝えしたいです。週に2回子どもたちに会い、がんばる姿ややりきった笑顔、悔しさを抱えながらも挑み続ける背中を間近で見守れることが大きなやりがい。わが子からも「ママは人のためになる仕事をしている」と思ってもらえていることが誇りです。そんな人生を、ここで一緒に過ごしてみませんか?

飯島先生: もちろん、不安を感じる方もいると思います。そのような方に、私たちのお話が「自分もやってみよう」と思える一助になれば幸いです。私自身も開設までに数年悩みましたが、今では「なぜもっと早く始めなかったのだろう」と思うほどです。KUMONの担当スタッフの方々が全力でサポートしてくださいますし、喜びや悩みを共有できる私たちもいます。みなさまの指導者への一歩を応援しております!