くもんの先生募集説明会に参加後、個別相談会で合格したら、教室開設場所を決定し、本格的に教室開設への準備が始まります。KUMONには、先生が教室を開設するまでのサポートを行うチームがあります。先生になるために「教室開設場所を決定する」というのは、応募者の方にとって大切なステップ。今回は、そこに関わるKUMONの担当スタッフに、サポート内容やリアルなエピソード、大切にしている想いをお聞きします。お話を伺ったのは、東京WESTブランチ 2チームユニットの井上里美リーダーと加藤弓佳さん。
①くもんの先生募集説明会→②個別相談会→(合格後)③開設場所のご提案と決定→④契約・開設前研修→教室開設へ
強みを生かし、自分らしい教室を実現できる場所をご提案したい
私は、主にくもんの先生の募集から、教室を開設されるまでのサポートを担当しています。応募者の方は、KUMONのことをよくご存知の方から、今までKUMONと関わりがなかった方までさまざまです。理想の先生像をはっきりと持って説明会や個別相談会に参加くださる方も中にはいらっしゃいますが、「そもそも公文式学習って?」「くもんの先生の働き方ってどんな感じ?」など、「KUMONの名前は知っているけれど、具体的なイメージはこれから…」という方が多いです。
KUMONで教室を開設する場合、今まで前任の先生が運営されていた教室を引き継ぐ「引継」または、新しく教室を開設する「新設」という選択肢があります。「新設」の場合、1から教室を作り上げていくことになりますので、そのことにワクワクを感じてくださる方もいます。「引継」ですと、前任の先生が指導くださっていた生徒さんもおられ、教室としての土台もある状態でのスタートとなります。私たちは、個別相談会に合格された方へ、開設場所のご提案も行います。開設を検討されている方に、どんな場所でどんな開設形態でご提案をするかは、ご本人の希望を伺ったり、どういう教室のイメージを描いていらっしゃるかなとチームメンバーと考え、相談を重ねながら決めていきます。
教室開設場所のご提案の前段階である個別相談会では、これまでのご経験や今後目指したい姿、ワークライフバランスなどなど、さまざまなことを伺います。お話を聞きながら私たちは「この方が強みを生かして、自分らしい教室を実現できる場所はどこか?」というイメージを膨らませます。ご要望を伺いながら、さまざまな観点から検討した教室の開設場所をご提案します。また、開設場所のご提案から決定いただくまでに、対面もしくはオンライン、メールや電話などでやりとりをさせていただくほか、「引継」の場合も「新設」の場合も一緒に教室見学を実施しております。また「引継」の場合は、前任の先生とお話しできる場を設けるなど、お一人おひとりの状況や案件に合わせて、ステップを組んでいます。(加藤)
私たちは、その方のご要望もしっかりお聞きしながら、地域の人口や児童数、地域の子どもたちの通いやすさ、通りの交通量や安全性、発展性などを考慮して、開設場所を検討しています。私たちが実際に歩いて、さまざまなシーンを想定したうえでご提案しています。「子どもの送迎があるので、家から15分圏内がいい」「住んでいるところとは別のエリアにしたい」「昔住んでいたから、馴染みのこのエリアがいい」などご要望はさまざまです。はじめはお近くのエリアを希望されていた方が、私たちとお話しするなかで具体的なイメージを持たれて、最終的に別のエリアで開設が決まったという例もあります。(井上)
地域や物件の情報を、分析・調査したデータをもとにご提示できるよう心がけています
私たちとのやりとりを重ね、ご自身が実際にくもんの先生になるイメージも具体的になってくると、ご家庭や子育て、プライベートとの両立ができるか、生徒が集まるのかなど、不安を感じられる方もおられます。それは自然なことで、迷いもなくスッと決断できる方は少ないのではないかと思っています。だからこそ、開設を検討くださっている方が不安を解消し、納得して開設に向けてワクワクしていただける状態を大切にしています。そのためにも、その方にマッチした開設場所のご提案ができるかどうかということは、とても重要だと考えています。また、その方の想いが実現できる開設場所をご提案するためにも、開設後もお互いにギャップがなく進めていけるようにするためにも、お一人おひとりの大切にされている価値観や仕事における優先順位など、想いやお考えをお聞きしたりもしています。ご応募いただいてから説明会や個別相談会などやりとりをしていく中で感じた応募者の方の個性や強みも開設場所のご提案の検討のヒントになります。
私たちは開設場所をご提案する際、スライド30枚くらいの資料を作ります。ご提案時間は、だいたい1時間半くらい。後半には、提案を聞いた上での今の不安や悩みなどをお話しする時間があります。ご意向をお聞きしながら、整理いただいてしっかり検討いただけたらと思っています。(井上)
地域や物件の情報を、分析・調査したデータをもとにわかりやすくご提示できるように心がけています。資料の中で「●●様の強み」というページもあるんです。その方のご経験や強み、地域への馴染みも含めて、「だからこそ、この教室でやっていただきたいです!」という想いで作成しています。その資料を見て、新たな目標を立ててくださったり、ワクワクしてくださったりすると、喜びを感じますね。教室を開設されて先生としてご活躍されてからも、「開設場所の提案をもらったときの話を思い出して、前向きな気持ちになった」というお話もお聞きしたことがあり、とても嬉しかったです。(加藤)
開設場所についてご提案させていただいた後に、応募者の方に教室開設を正式にご決断いただきます。自分に合うものなのか、希望に沿ったものなのか、自分にできそうか、しっかりと検討していただくようお話ししています。不安は一緒に解消していければと思いますが、解消をしたうえでも、やっぱり自分が描いたものとはズレが生じるのであれば、正直にお伝えいただきたいなと思っています。このことは、皆さんにお声かけさせていただいています。
やりとりを重ねるなかで、開設場所や時期など、ご提案を変更させていただくこともあります。「ここで開設したい」という気持ちで決めていただくことが何より大切なことだと思っています。開設場所が決まったら、具体的に開設に向けて準備を進めていきます。(井上)
チーム全体で、応募者の方や先生方を支えたい
私たちのチームの場合、説明会は1人の社員が担当させていただくことが多いですが、その後の個別相談会や開設場所のご提案の際は、KUMONの担当スタッフ3~4人が同席させていただくことも多いです。基本的には、応募者の方お一人に対して3~4人ほどで関わらせていただいています。ご提案する開設場所を検討する際も、開設後にサポートする担当スタッフも含めて、チーム全員で相談しています。開設前も開設してからも、チーム全体で応募者の方や先生方をサポートする体制を整えています。開設後も継続して、思っていることを何でも話せるような関係性でありたいなと思っています。(加藤)
「先生を孤独にしない」ということも私たちが大切にしていることです。くもんの先生になるという一歩を踏み出していただいた先生方の「こうしたい」「がんばりたい」という想いを後押しし、お力になれるようにと思い、日々活動しております。昨年、教室を開設された先生で、個別相談会からわずか2週間程度で、開設場所のご提案を経て、開設することを決められた先生がいらっしゃいました。今までKUMONとの関わりがない方でしたが、説明会資料を熱心に読み込んでくださったり、お渡しした見本教材を自分で解いてみて、すごくワクワクしてくださったそうです。説明会後に「開設したいです、させてください!」と言ってくださり、とても嬉しかったです。その後も「ここまで準備をしてもらったら、あとは私が頑張るだけですね」という前向きな言葉とともに、教室をスタートしていただきました。今やその先生も、生徒さんの指導のことで悩んだり、仲間の先生方と切磋琢磨しながら活躍されているので、その姿を見て喜びを感じています。こんなふうに、教室をスタートするぞ!とワクワクしていただくために、私たちもしっかり寄り添って、丁寧にサポートしていきたいと思っています。(井上)
★くもんの先生になるまでの流れはこちらをご覧ください。