くもんの先生になってからも、教材指導や教室運営などについて学び続けられる環境があります。ゼミや勉強会に参加することで、他の先生方の取り組みや想いに刺激を受け、自身の指導や教室運営に取り入れることができます。ときには悩みを共有し、その解決策を見つけることも。今回は、愛媛県で教室を開設している池田智子先生に、学びの場をどのように活用されているのかについてお話を伺いました。
ゼミでの学びが自分の指導を見直すきっかけになった
参加した学びの場で特に印象に残っているのは、指導を細かく振り返る形式のゼミです。まず、生徒さんの学習箇所を決め、学習を通して身につけてほしい力と、指導方法を考えます。そして実際に教室で行った指導と生徒さんたちの学習の様子を振り返って、次の指導計画を立てます。このように一人ひとりの学習を4回に渡ってゼミで検討していく、というものでした。
もちろんそれまでも意識していましたが、より細かく言語化して丁寧に振り返ってみると、「『たす2』の学習に進む前に、『たす1』まででこんな力を積み重ねているんだ」と改めて気づかされました。スモールステップで構成されたKUMONの教材には、「この力をつけてから次に進む」という明確な段階があります。しっかり積み重ねて次に進むことで、学びの深まり方が大きく変わるのです。
先生の仕事はただ教材を渡すだけではなく、生徒さんに身につけてほしい力と、そのための方法を意識することが大切だと改めて実感しました。そして、このような学びを通して、「KUMONで学んだ生徒さんが、教室以外の様々な場でも力を発揮できるような指導がしたい」という想いをより強く持つようになりました。今もその気持ちを大切に、日々の指導に励んでいます。
生徒さん一人ひとりに寄り添い続けるために
毎回、ゼミや勉強会には「今日も必ずひとつは学びを持ち帰ろう」という気持ちで参加しています。たとえ同じテーマであっても、そのときの教室の状況や自分の課題によって、響く部分はまったく違うからです。
学校現場ではICT活用も進み、保護者の方のニーズも変化しているように感じます。こうした時代の流れや生徒さんたちの変化を敏感にキャッチし続けることも、指導者に求められる姿勢だと思います。
だからこそ、私自身も学ぶことを止めないように意識しています。教材から、他の先生方から、生徒さんから学ばせていただき、自分の軸をしっかり持つことが、生徒さん一人ひとりに寄り添い、その成長を大きく後押ししていく力になると思っています。
そして、「KUMONで学んだ生徒さんが、教室以外の様々な場でも力を発揮できるようになるためには」という問いの答えはまだまだ模索中です。その問いに向き合い続け、自分の指導と人間力を磨いていくことこそ、私の使命だと感じています。