わたしの夢中が育っていく -KUMON STORIES-

開設前研修やトレーニングを通して、先生が笑顔で開設日を迎えられるように

今回は、教室開設前から開設2年後までのサポートに関わるチームに取材しました。特に「開設前のサポート」について、開設前研修や実践的なトレーニングなどのサポート内容、リアルなエピソードや大切にしている想いなどをお聞きします。お話を伺ったのは、東京EASTブランチ3チームユニット 澤文吾リーダーと石川志津子さん。

くもんの先生になるまでの道のり>
①くもんの先生募集説明会→②個別相談会→(合格後)③開設場所のご提案と決定→④契約・開設前研修→教室開設へ

応募者の方の経験や強みを生かして、さらに開花できるように

教室開設を決められた方には、契約後、まず「開設前研修」という研修を受けていただいています。研修は全5回、オンラインで受講していただくものもあります。内容は、KUMONの担当スタッフが講師となり公文式メソッドの話をしたり、先輩の先生から実践論や体験談のお話があったり、実際に教室に行ったり、ロールプレイングなど実践的な研修もあります。また、研修に参加された方同士で感想を述べて、お互いが学び合う時間も大切にしています。研修期間中に、各自ご都合のよいタイミングで受講いただける、eトレーニング(動画コンテンツ)で学ぶ時間もあります。今までKUMONとの接点がなかった方も、この研修を通して、教室でのお仕事のイメージが掴めてくるかなと思います。(石川)

とにかく私たちは、先生が笑顔で開設日を迎えていただけるように、開設前のサポートをさせていただいています。気持ちの面もそうですが、研修やトレーニングを通して、指導や運営のスキルに対して、手応えや自信を持っていただけたら。くもんの先生を目指す方には、大学卒業後すぐの方、Wワークを考えている方、子育てが一段落してチャレンジしてくださる方など、様々な方がいらっしゃいます。開設前の準備にかけられる時間、スキルや自信を身につけられていく過程もそれぞれなので、ご状況やお考えをお聞きしながら、私たちがコーディネートさせていただいています。開設前の段階で、公文式学習の魅力や奥深さを知っていただき、もっと知りたい、もっと深めたいという状態になってもらえたら嬉しいです。数ある教育のお仕事の中から、「くもんの先生」という道を選んでくださったので、「面白くて魅力的な仕事を、今から始めるんだ!」という風に思えているかどうかは、大切にしたいポイントです。くもんの先生の仕事を通して、子どもたちの力を伸ばしたい!人材育成に貢献したい!など前向きにチャレンジしてくださるので、それぞれの想いを実現していただけるように、機会をしっかり届け続けたいなと思っています。 (澤)

私は、このチームで仕事をして7年目。今まで48の教室開設のお手伝いをしました。つまり、48人の先生とご一緒してきたことになります。そこには、48通りの成長とストーリーがあります。よく「先生になるためには、何が必要ですか?」と聞かれるのですが、その度に「経験は不問です」と答えています。広告やサイトなどにも書いてあることだと思いますが、私は本当にその通りだと思っていて。応募者の方が、その方らしく輝き続けてほしいなと願っています。今までの経験や強みを生かしながら、開設前の関わりを通じて、もっと開花させていくためにはどうしたらいいかと考えることが、私たちの役割かなと思います。(石川)

ライバルではなく、学び合いながら成長していかれている先生方

研修以外にも、先輩の先生の教室を見学したり、教室で実習していただいたりするトレーニングの機会も設けています。机上の学びと教室での実践を結びつけていただけたらと思っています。例えば、採点の仕方は、研修やeトレーニングでも学ぶ機会があるのですが、教室での実習では、目の前の生徒さんが実際に解いた教材を採点することもあります。幼児さんが多い地域で教室を開設する場合、音読したり、数唱したり、一緒に学習していく場面もあるため、実際の教室でトレーニングをして体感していただくこともあります。今までのご経験や開設する教室の状況などに合わせて、トレーニングをカスタマイズさせていただいています。教室に行っていただく回数も、1回の方もいらっしゃいますし、経験をしっかり積みたいという方だと複数回設定する場合もあります。(石川)

いろんな教室を見ることによって、いい例を吸収したり、自信につながったりすることもあると思います。私は「どうすればいいか悩んだら、先輩の先生に聞きましょう」と必ずお伝えしています。他のお教室はライバルということでは決してなく、先生同士で学び合いながら成長していかれているんですよね。それがKUMONのいいところだなといつも思っています。見学や実習を通して、先生同士のつながりもできますし、未来の相談相手になられるかもしれません。新しく先生になられた方が相談されても、くもんの先生は皆さん、親身になっていろんなことを教えてくださいます。(石川)

私たちのチームでは、同期開設の先生方が交流できるような機会も意識的につくるようにしています。また、教室見学や実習などの他にも、生徒募集PR活動やご家庭との面談、必要に応じて教室スタッフの方の採用・育成などのサポートも行っています。新設教室だけでなく引継教室であっても、新規の生徒さんがいらっしゃることがあります。保護者の方や生徒さんと面談をしたり、どの教材からスタートするかを決めたりするときも、はじめは私たちがサポートさせていただきます。サポートの回数や内容もその先生によって異なりますが、例えば、1人目の面談では、私たち社員がお手本を示すということで、社員が先導してお話しさせていただいたりもします。徐々に社員の出番を減らしていき、最終的には見守るだけ。こんな風に、先生お一人で行えるようになるまでのステップを少しずつ踏んでいきます。(澤)

私たち担当スタッフにとっても、教室開設初日は特別なもの

開設初日はKUMONの担当スタッフが立ち合います。私は、これまで何度も開設に立ち合ってきましたが、教室開設初日は毎回緊張しています。先生も皆さん緊張感たっぷりなのですが、研修やトレーニングをしっかりと経験され、「こんな方向性でチャレンジしてみたいと思います!」と、前向きにおっしゃっていただくことが多く、一緒に教室がスタートできることに喜びを感じています。また、初日が終わったときには、先生からいろんな気持ちを感じ取ることができます。素敵な笑顔を見せてくださる先生もいらっしゃれば、ちょっとうまくいかなかったことがあって頭を抱える先生も。その機微がありながらも、「自分は間違ってなかったな」など、自信を持ってくださったり、楽しかったと思ってくださったり。教室開設初日は、もちろん先生にとって特別な日なのですが、私たちにとってもやっぱり同じように特別な日かなと思います。(澤)

私も、初日を終えた後の「終わった!」という高揚感や余韻が大好きなんです。先生方は反省されることもありますが、私は前向きに終えていただけるようなお声かけを意識するようにしています。もし、何かひとつうまくいかなかったとしても、これは「のびしろ」だと、発想の転換をしていただきたいなと思います。無事初日を終え、そこからくもんの先生として経験を重ねていかれる中で、よく私に「生徒さんの成長」のお話をしてくださいます。生徒さんの成長は、その先生とお教室の成長でもあり、おこがましながら、私の成長でもあると思っています。みんなで一緒に、喜びを共感できるということが、この仕事の醍醐味だと思います。(石川)

★くもんの先生になるまでの流れはこちらをご覧ください。