後悔しないために。
くもんの先生の
日々の工夫や学び。

日々の教室運営以外にも、保護者の方とのやりとりや準備など、くもんの先生のお仕事にはさまざまな業務があります。子どもたちの成長を支えていく中で、もちろん先生自身も悩みますし、大変なことや苦労することだってあるかもしれません。そこで、くもんの先生たちが実践している、後悔しないための工夫やポイントをご紹介します。

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くもんの先生に
まつわる疑問。
後悔することはない?

くもんの先生たちは、いろんな子どもたちとの出会いや教室運営を通じてどんなことを感じているのでしょうか。日々の仕事の中で後悔した瞬間について聞いてみました。

くもんの先生をはじめてから後悔したことはある?
くもんの先生をしていると、いろんな子どもたちと出会い、いろんな瞬間に立ち会います。子どもたちのやる気が出ない日があったり、うまく解けなくて学習が進まない子がいたり、日によって起きることは本当にいろいろ。そうした瞬間を目の当たりにすると、「別の教材を渡した方がよかったかな」「もっと上手に指導できたかもしれない」と先生自身も悩んだり、後悔することもあります。もちろんその逆もあって、想像を超える頑張りを見せてくれた日には、うれしくてたまらなくなる日もあります。子どもたちの成長速度やその日の調子は、一人ひとり違って当たり前。そのように考え、気持ちを切り替えることで、次はもっとこうしようと思ったり、見守って支えることの大切さに気づいたりする、と多くの先生たちは言います。そして、「次に同じようなことがあったときには後悔しないように」とあらためて研鑽に励み、答えや解き方を教えるのではなく、子どもたちが自分で考える余白を残しながら、「わかった!」「できた!」という成功体験へ導いていく。その時の子どもたちの姿と、「前よりもちょっと上手に子どもたちをサポートできるようになったかも」という手ごたえが先生にとっての大きなやりがいになるそうです。また、子どもたちと向き合い、成長や手ごたえを間近で見ることで、子どもたちからたくさんの気づきやヒントをもらっているとも言います。慣れるまでは教室の準備などに時間がかかったりと、はじめたことを後悔しそうになる瞬間もあるかと思いますが、それ以上に喜びや楽しみ、やりがいを感じられるからこそ、このお仕事を長く続けられている先生が多いのかもしれません。
教室の準備にはどれくらい時間がかかる?
日々の学習の準備や教室の整理整頓、事務作業などは、慣れるまでは教室日以外にも、時間を費やすことがあります。KUMONの担当スタッフのサポートもありますので、ご安心いただけたらと思いますが、その上で、教室の準備の際にポイントとなるのが、時間の使い方です。慣れてきたら、週に2回の教室がある日には、午前中に夕食の下ごしらえなども含めて家事をしてしまうという先生が大半。そして、教室がない日は、わが子が学校に行っている間に次の教室の準備を済ませることで親子の時間も大切にしているという声も多いです。家事においても、作業時間を決めてまとめて取り組んだり、週末におかずを作り置きして平日は時短調理にするなど、ご自身に合ったスタイルで、仕事と家庭の両立を実現されています。このようにして時間を自分で組み立てられるようになれば、お仕事と家庭の両立もスムーズに進みます。

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後悔しないために!
くもんの先生たちの
実体験エピソード

前項では、教室運営を通じた「後悔した瞬間」について紹介しました。ここでは、教室での出来事や子育て、家事のことなど、お仕事だけでなくプライベートも含めたくもんの先生の後悔にまつわるエピソードをピックアップ。先生たちの実体験に基づくお話には、後悔しないためのヒントやアドバイスがいっぱいです。

保護者の方とのコミュニケーションも自分らしく取り組む
教室を開設する前の不安として挙げられる一つが、保護者の方とのコミュニケーションです。保護者の方と比べて子育て経験が浅かったり、子どもたちに関わる仕事をしていないことが不安の種であると言われることがあります。そんな不安をどのように乗り越えているのでしょうか。ある先生のお話では、これまで順調に学習していた生徒さんが急に宿題を忘れたり、教室でもぼーっとする時間が多く、時間がかかってしまうことが増えてきたそうです。はじめは「〇〇ちゃんならできるよ」と声をかけたそうですが、同じ地域の先生に相談したら、「小学校に入学したての4月、5月は生活が一変しているから今は無理させない方がいいかもしれないよ」とアドバイスをいただいたとのこと。うまく対応できずに後悔してしまう時はあるかもしれませんが、くもんの先生の場合は他の先生たちとの交流がいろんな解決策を生んでくれます。「こんなことがあった」という相談に対して、「私はそんな時こんな風にしたことがあるよ」「こうしてみたらいいかも」と、たくさんの体験談やアドバイスが聞けるのです。そのような交流を通じて、「自分だからこそ伝えられることを考えてみよう」とスタンスを変化させた先生がいたり、「子どもたちが成長するように、私も成長していこう」と前向きに考えられるようになった先生もいます。また、KUMONの担当スタッフや教室スタッフの方へ日々の出来事を相談し合うことで、よりよい解決策が生まれてくることもあるようです。後悔しないためにも、不安や悩みを1人で抱え込まないことが、教室運営のポイントの一つなのかもしれません。
自分にとって大切なことを優先し、完璧を求めすぎないこと
教室の時間以外は自分で日々のスケジュールを調整でき、お仕事と子育てを両立しやすいのがくもんの先生の特長です。でも、教室開設直後は慣れない作業や仕事に思った以上に時間がかかったり、思い描いていたライフスタイル通りに進まない時もあるかもしれません。ある先生は、仕事も家事もすべて完璧にこなそうとして、それがおろそかになるとついつい顔に出てしまうことがあったそう。その時、息子さんから「お母さん、笑ってないよ」と言われ、自分の立ち振る舞いに思わず後悔したと教えてくれました。家族と過ごす時間はとても大切だからこそ、家にいる時くらいは頑張りすぎなくてもいいのではないかと気づけたそうです。その出来事を機に、少し家が散らかっていても気にしないようにしたり、「一緒に手伝って!」とサポートをお願いできるようになったと言います。また、何が自分にとって大切かに気づくことができ、優先順位の高いもの以外はできることをするというスタンスにシフトした先生もいます。そうした線引きや、完璧主義からのゆるやかな脱却が、家族との時間を自分らしく楽しみながら両立するコツであり、後悔を生まないポイントだと先生たちは話しています。
子育てにも自分にも後悔しない働き方を選ぶ
子育てしながらくもんの先生をしている方がこのお仕事を選んだ理由の一つに、「自分らしく働きたい!でも、子育てで後悔はしたくない!」という想いがあったとよく耳にします。出産をして育休を経て復職する際に多くの方たちが悩むところではないでしょうか。子育てとお仕事の両立となると、わが子が成長していく日々の瞬間を見逃してしまったり、行事やイベントごとにも参加しにくかったり、急な熱や病気の時も簡単には休むことができず、わが子の心配よりも仕事をどうするかを先に考えてしまったり。お仕事と子育ての間に葛藤が生まれ、後悔する経験があったからこそ、子どもとの時間が増やせる働き方を求めたという先生も少なくありません。また、その一方で専業主婦からくもんの先生になった方からは、子育てで家にこもりがちになり、気持ちや時間の使い方にメリハリが生まれなくなったことが、このお仕事を選んだ理由だと教えてもらいました。当時は、大好きな料理も作ることがおっくうになってしまい、家事もテキパキできなくなっていたそう。子育てに専念できますが、日々の小さな後悔が重なっていき、「このままでいいのかな」という不安な気持ちも生まれてきたと言います。その先生は「くもんの先生になったことで体力的な負担は増えるかもしれないけれど、新しいチャレンジもできるから気分もスッキリ!もちろん悩むこともありますが、メリハリも生まれて前向きになった気がします」と語ってくれました。子育てに対しても、自分に対しても後悔したくない、そんなこともお仕事を選ぶ際の大切な理由の一つになるのではないかと思います。

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くもんの先生になって
よかったこと

子どもたちの成長を見守る中で悩んだり後悔したりすることもありますが、それでも「くもんの先生になってよかった!」と思えるのは、どんな瞬間なのでしょうか?先生たちのエピソードも交えながら、ご紹介します。

子どもたちや保護者の方と成長の喜びを分かち合える
苦手だった問題が解けるようになったり、やる気があふれて顔つきが変わったりなど、子どもたちの成長を間近で感じられるのがくもんの先生のお仕事の魅力の一つです。ある先生は、子どもたち一人ひとりが成長した瞬間を思いきり実感できるように、次のレベルの教材に進んだ時などは両手でギュッと握手するようにしているそうです。そして、どんな風に頑張ったのか、これからどんなことができるようになるかも伝え、実感を深く届けていくようにしているとのこと。また別の先生のエピソードも一つご紹介します。教室に通う生徒さんが将来の夢に「英語の先生になりたい!」と書いているのを見つけたそうです。その時、その子が幼い頃に初めて英語の教材を見て目を輝かせていた姿を思い出したと言います。日々の成長だったり、一つひとつの積み重ねから夢が生まれたりする、そんな喜びを生徒さんとはもちろん、保護者の方とも分かち合えること。そんなときに、やりがいを感じ、くもんの先生の魅力を実感すると話します。
子育ての経験を活かして自分らしく働ける
くもんの先生の多くは、子育て真っ最中だったり、子育てを経験した方々です。そうした経験があるからこそ、子どもたちのちょっとした感情の変化に気づくことができたり保護者の方の悩みに共感したりすることができます。保護者の方の悩みと言えば、皆さんもこんな経験はないでしょうか?子どもが小さい時は思い通りにならないことが当たり前だと分かっているのに、ついつい怒ってしまい、寝顔を見てそのことを反省する。ほめて育てたいと思っていても、気づけば注意することが多くなってしまっている。自分もそんな後悔をした経験があるからこそ、保護者の方に寄り添ったアドバイスができると、多くの先生が教えてくれました。また、「子どもたちに何かを教えるのが初めてで…」という不安もよく寄せられますが、未経験ではじめられる方もたくさんいらっしゃいます。教室開設前の研修はもちろん、開設後も担当スタッフがサポートしてくれるので安心ですし、子育てだけでなく、これまでのお仕事やアルバイトで経験したことを自分なりに活かしている先生もたくさんいます。例えばパソコンのスキルを活かして教室のおたよりを作ったり、接客業で培ったコミュニケーションスキルを保護者の方々や子どもたちとのやりとりに活かしたりと、先生たちそれぞれがこれまでの経験値を高めながら働いています。子育てやこれまでのお仕事の経験を活かしながら自分らしく働けるお仕事が、くもんの先生なのです。
家族との時間や自分の時間も大切にできる
くもんの先生たちにお話を伺ったとき、よく言われるのが前職時代と比較した「時間」のこと。会社に勤めている頃は、「朝早く家を出ないといけないし、毎日時間の余裕がない」「家に帰ってからも家事に追われて家族とのコミュニケーションの時間がなかなかとれない」「参観日にも行ってあげられず後悔した」というような「時間」に対する悩みを持っていたと、多くの先生たちが言います。一方でくもんの先生のお仕事は、教室が週2日で1日5時間程度。また、自宅の近くで教室を開いている先生が多く、時間の使い方も自分で決められるため、「前職時代よりもワークライフバランスがよくなった!」という声をいただいています。例えば、毎朝子どもたちが学校へ行くのを見送ることができたり、教室のない日は、わが子が学校から帰ってきた時に「おかえり!」と声をかけられたり、夕ごはんを団らんの時間にできたりと、家族との時間をしっかりと確保できるようになったという話も聞きます。また、その日一日の流れや一週間の流れをルーティーン化することで時間の使い方がさらに上手になり、自分のための時間もつくることができるようになったと教えてくれた先生もいました。くもんの先生のお仕事なら、子どもたちとの時間や自分の趣味の時間も楽しみながら、自分らしく働くことが可能です。

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子育てしながら
働きたい方へ

くもんの先生のお仕事や日々のことについてお伝えしてきましたが、全国には子育てや自分の時間も大切にしながらくもんの先生として働いている方がたくさんいます。そんな方々の“私らしいライフスタイル”は、こちらからチェック!また、くもんの先生になるまでの流れやサポートなど、さらに詳しい内容は「くもんの先生募集」のサイトをご覧ください。あなたの想いをカタチにする、いろんな情報がいっぱいです。