完璧主義からのゆるやかな脱却が、
気持ちにゆとりを生んでくれた

ある日、息子さんが何気なく発した言葉があったといいます。その言葉にハッとなり、あらためて大切なものに気づかされたと正岡さんは教えてくれました。くもんの先生として教室をスタートした当時は、目の前の子どもたちと向き合うことに精一杯だったそう。「基本的に家事はすべて自分でやっていたので、それがおろそかになるとついつい顔にも出ちゃっていたんです。そんなとき『お母さん、最近笑ってないね』と息子から言われて…。正直、とても響きました。やっぱり、私にとって家族と過ごす時間が一番大切!家にいるときこそ、頑張りすぎなくてもいいのかなと思えましたね」

そんな気持ちの切り替えが、仕事と家庭の両立にもつながっているという正岡さん。「今では少し家が散らかっていても気にしなくなりましたし、家族も積極的に家事を手伝ってくれるようになりました。それに、私自身も「一緒にやってー!」とお願いできるようになれたんです」と、完璧主義からのゆるやかな脱却が、家族との新たな時間を育むキッカケにもなっています。また、息子さんが通うサッカースクールの練習も毎回欠かさず応援。「練習の後半には必ず試合をするので、ちゃんと見てあげたいなと思って。最近、ようやくサッカーらしくなってきたって感じですね(笑)。友だちもたくさんできて、少し自信もついてきた気がします」

週末も、家族との時間をより楽しむために、いろんな計画をたてているそうです。教室の準備などは土曜日の午前中に行い、それからの時間を家族みんなで過ごすのが正岡さんスタイル。果物狩りやデイキャンプ、ハイキング、冬はスキーなど、とにかくアクティブに過ごしているそう。「自分の時間だけでなく、みんなと同じ体験をして、楽しく過ごすことがやっぱり一番。子どもたちにはいつも『大好きだよ、ありがとう!』と言っています」と、たくさんの思い出も語ってくれました。このかけがえのない時間の存在が、正岡さんのライフスタイルを支え、仕事や家事のモチベーションアップにもつながっているようです。


毎日とてもいきいきされている、
そんなくもんの先生の姿に憧れて

長年、薬剤師として働いていた正岡さん。結婚してから出産後も、週2日間のパートタイムで薬剤師の仕事を続けていたと言います。「実は、子どもたちが通っていたくもんの先生に声をかけていただいたのが、今の仕事をはじめたキッカケなんです。偶然にもその頃、『もう少し働きたいな』と思っていたので、すごく縁を感じましたね。最初は掛け持ちしながら採点を手伝う教室スタッフとして働いていたんですが、しばらくして、私の教室のあとを引き継いでほしいと言われて…」と、まさかの展開に驚きが隠せなかったそうです。

正岡さん自身もまったく予想していなかった出来事。とはいえ、保護者として、教室スタッフとしてずっと見てきた先生の姿が、正岡さんの背中を押す決め手になりました。「正直、本当にびっくりしました。でも、その先生は、毎日とてもいきいきとされていたんです。そんな姿を見ていたので、くもんの先生という働き方も素敵だなと。そう思えたことで、気持ちがだんだん前向きに変わっていったことを覚えていますね。」ただ、その先生は、くもんの先生歴40年の大ベテラン。教室をはじめるにあたり、期待感とともに責任の大きさも感じていたと打ち明けてくれました。

教室をはじめる前の研修を通じて、「自学自習することを目指した公文式学習のプリントには、それを可能にする工夫がたくさん詰まっていることが分かったんです。確かにわが子も教室に通い出してから、自分で勉強するようになって成績も伸びているし…」と、学習方法の魅力を実感したそうです。不安に思って立ち止まるのではなく、新しい挑戦を選んだ正岡さん。「教材の素晴らしさに気づけたおかげで、これを広めなくては!と、勝手に使命感を感じています(笑)。そして、子どもたちの成長に寄り添いながら、これからもたくさんの可能性を引き出していきたいですね」と話す正岡さんからは、目標を持って歩んでいる女性としてのキラキラとした輝きがあふれていました。

息子とサッカーをするお父さん
ご主人がサッカー好きなこともあり、今でも休日には一緒にボールを蹴って遊んでいるそう。そんな光景を見守るのも楽しみのひとつ。


家族のお出かけ
家族と1日ゆっくり過ごせる日曜日は、正岡さんにとって大切な時間。おでかけの計画をみんなで練って、楽しい思い出を積み重ねています。


教室で授業の準備をするくもんの先生
くもんの先生として働くことを決めてから「教室に来てくれている子どもたちに、確実に力をつけてあげたい!」という使命感を持って、子どもたちと日々向き合っています。


1日のスケジュール
正岡さんの1日のスケジュール