「お帰りなさい」と子どもたちを迎えられる時間を大切に

今のお仕事を始めてからの年月が、小学5年の長女の数え年と同じだという木村さん。木村さんの子育ては、ずっとお仕事との両輪で回ってきました。
木村さんのお仕事は、くもんの先生。教室があるのは月曜と木曜の週2日です。2人のお子さんは夕食までの時間を近所の祖母の家で過ごしているそうです。「3歳の時には『今日は木曜日だからおばあちゃんの家だよね』と、早くから曜日感覚がついていました。物心がつく前からなので、子どもたちはごく自然なことと思ってくれているようです」。その代わり教室のない日、木村さんは子どもたちが帰ってくるのを家で待ちます。お子さんたちが学校から帰ってきたとたん、「お帰りなさ~い」と思わずぎゅっ。いつも抱きしめてしまうそうです。

「仕事をしようと決めた時にはまだ子どもがいなかったのですが、フルタイムではなく時間に融通がきく仕事。それが、やってみようという決め手となりました。将来的に長いスパンで考えた時、子どもが生まれたら子育てを大切にできる仕事をしたいと思っていたのです」。その想いをかなえた今、木村さんは子どもたちに「お帰りなさい」と声掛けする日々の喜びを、幸せそうにお話ししてくれました。
「時間を見つけては、大好きな動物の世話をしたり、子どもたちと一緒に公園へ。家事は無理せずできる時にと、どうしても後回しになってしまいます」と笑う木村さん。できるだけいろんな経験をさせてあげたいという想いから、近くにある公園では、馬や羊にえさをあげたり、ザリガニ釣りをしたり、冬になると池に飛来する白鳥に会いに行くことも。豊かな自然に囲まれた中での子育てを心から楽しんでいるようです。また、将来は留学生のホームステイを受け入れるホストファミリーになって、世界の人たちと交流したいという夢をもっているそうです。


2度の出産を経て、子育てと仕事の両立に自信

東京で生まれ育った木村さんは、結婚を機にご主人の故郷である岩手へ。「それまで団地住まいだったので、地面に近い生活っていいな(笑)」と、地方への転居はのびのびとした子育てを望む木村さんにとって、うれしい出来事となったようです。
そんな中、新しい土地で人と関わるお仕事がしたいとKUMONの教室スタッフに。働いて1年ほどたった頃、その教室の先生のすすめもあって、くもんの先生になったそうです。そして、順調に教室を開設したその年に、妊娠がわかったといいます。新しくスタートを切った直後の初めての出産で不安がなかったかお聞きすると、「主人の母がすぐに協力を買って出てくれたのは恵まれていました。また、KUMONの事務局も、子育てとの両立の方法を一緒に考えてくれました。その後2人目の出産の後も仕事を続けられたことで、『この仕事は子育てと両立ができる』という自信がついた気がします」

お仕事を始めてから、あっという間に12年。木村さんにくもんの先生になって一番よかったことをお聞きすると「たくさんの子どもたちと出会えることです」と、すぐに答えが返ってきました。生徒たちの成長を見守る日々から「やりとげる喜びを知った子は、きっと、どんなことでも自力で突破しようとする!」との手応えを感じるそう。「教室では『自分でできた!』を、生徒たちにいっぱい味わわせてあげたいです。ちょっと大げさですが、くもんの先生は、子どもたちが夢に向かって突き進む意欲を育てているのかな」と話す木村さんの表情はイキイキと輝いています。「おばあちゃんをはじめ、地域の方々に支えていただいてここまでやってこられました。たくさんの子どもたちの夢をかなえるお手伝いをすることで、恩返しをしたいと思っています」



「今日も頑張ったね!」。教室で子どもたちの笑顔に出会うために、木村さんも先生として「まだまだ自分磨き進行中」だそうです。


姉弟仲良く登校中。赤ちゃんの頃から週2回、木村さんがお仕事の日は「おばあちゃんの家の日」。祖母の愛情もたっぷり注いでもらっています。



家族みんなで動物大好き。引き取った保護ネコは3匹。性格もしぐさも、それぞれ違うネコたちのかわいさにメロメロとか。なんとウサギも2羽飼育中。



飛来した白鳥を見に行くのは毎年の恒例行事。「体験を通して豊かな想像力を育んでほしい」。そんな想いから、春休みや夏休みには子どもたちを連れて、東京の実家を拠点に話題のスポットや博物館などを巡るそうです。



木村さんの1日のスケジュール